世界の難民保護と難民問題解決へ向けた国連難民高等弁務官対話会議が8日、ジュネーブで開幕しました。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のフィリッポ・グランディ高等弁務官が開幕式で、「現在、世界には家を失った子供が2800万人以上いる。これは史上最高の数値だ」と明らかにしました。
グランディ高等弁務官は「世界人口のうち子供が占める割合は3分の1だが、難民における子供の割合は51%を超えている。去年の1年間に、保護者を持たない11万2000人もの子供が83カ国で難民保護を申し込んだ」とし、子供の権益を確実に保障し、難民となった子供たちの避難と入国のルートを拡大するとともに、その教育機会およびその他サービスを確保するよう、関係国に呼びかけました。
(中国国際放送局)
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