新華網ワシントン12月8日（記者/林小春） 多くの若者が好きなパルクール（過酷な地形においても素早く、安全に対応し移動できる強い心身と高い運動能力を目指す「移動技術と移動運動」）では、かかとで壁を蹴って高くジャンプする動作が格好良く決まっている。現在は新型ロボットもパルクールの動作を真似ることが可能で、俊敏に跳躍できることから、地震、又は建造物の倒壊などが起こったときに、救助作業を執行できる期待が高まる。
米国カリフォルニア大学バークレー校のダンカン・ホールデン氏らが米科学誌『サイエンス』の出版されたばかりの小冊子『サイエンス－ロボット』創刊号に発表した報告によると、この「サルト」と呼ばれる小型ロボットは重量が１００グラムで、身体を延ばすと高さは２６センチで、垂直跳びは１メートルを超える。
テスト結果で「サルト」は０．５８秒間ほど高さ１メートルまで垂直に跳ぶことができる。この設計方法によって、「サルト」はパルクールの動作を再現できる。即ち、地面からジャンプした後に、足で壁を蹴る反動を利用し、２回目もより高くジャンプすることができる。
研究者は地震、又は建造物の倒壊などで迅速に廃墟を移動できる小型で俊敏なロボットを研究開発することが目標で、内蔵センサーを利用して建物の下敷きになった人を探知するために役立てたいと説明した。
（新華社より）
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