新華網北京11月17日（記者/斉湘輝、劉歓、査文曄）中国国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は16日、定例記者会見で、次のように再び言明した。我々が両岸関係の「九二共識」を基盤とした改善と発展を推進していく誠実な善意は変わることはなく、台湾海峡のために平和を維持し、同胞のために福祉を整え、民族のために復興を実現する厳粛な承諾を放棄することなく、「台湾独立」の分裂行動に断固として反対し、阻止する堅い意志が揺らぐことはない。いかなる力も国家統一と民族復興の歴史的な歩みを阻害できない。
ある記者が次のように質問した。報道によると、台湾当局の指導者はこのほど、「台湾籍老兵記念」活動に出席した。台湾籍の老兵は第二次世界大戦中の台湾籍日本兵を含むため、多くの疑念を招いたが、報道官はこれについてどのように考えているか。
馬暁光報道官は、次のように説明した。第二次世界大戦の歴史については早期から定説がある。侵略戦争と太平洋戦争を発動した日本の侵略者の罪行は、東京裁判によって歴史的な恥辱の柱に釘を打たれた。日本の植民地支配のもとで、侵略戦争への参加を迫られた台湾籍の老兵も日本軍国主義の被害者だ。さらに指摘すべきことは、歴史における正義と非正義、侵略と反侵略、植民地化と反植民地化を評価する価値基準を混同してはならず、否定することも許されない。「台湾独立」の歴史観を堅持し、歴史の事実を歪曲し、日本の台湾への植民地支配を美化し、日本軍国主義者の侵略の罪行を弁明することを意図した発言は必ず両岸同胞に一致して批判される。
反分裂国家法に関する質問について、馬暁光報道官は次のように回答した。反分裂国家法は国家主権と領土保全を断固として擁護し、「台湾独立」の分裂活動に反対して阻止し、台湾海峡地域の平和と安定を守る法律で、両岸関係の発展を促進し、国家の統一を推進する法律でもある。また、中央政府の台湾に対する大政方針と全ての中国人民の共同の意志の表れでもある。反分裂国家法は我々が最大の誠意をもって、最大の努力を尽くして平和的統一を目指す一貫した主張を表明していると同時に、全ての中国人民が「台湾独立」の分裂勢力のいかなる名義、いかなる方式によっても、台湾を中国から分裂させることを断じて許さない堅い決意を表わしている。
（新華社より）
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