日本のアニメの中国市場への進出を支援しようと、中日企業が共同で100億円規模のファンドを立ち上げるもようだ。『日本経済新聞』電子版が2日付で報じた。
同ファンドは日本の優れたアニメ制作会社やクリエーターを発掘し、資金やノウハウを提供することでアニメ 映画の制作を支援する。巨大市場の中国を足がかりに、世界的なヒット作品の創出をめざすとしている。
中国の映画会社「上海鷹獅影業投資公司」が今月中旬にもファンドを設立する予定で、資金は中国の企業や投資家から募る。日本の映像コンテンツ制作会社、ディー エル イー(本社:東京都千代田区)が日本側の窓口となる。同社と上海鷹獅影業投資公司が共同で出資する合弁会社が投資対象を選考し、制作支援を行う。
中国で日本のアニメ 映画ファンドが設立されるのは今回が初めてという。向こう3年で10作品あまりに投資する予定で、来年にも初回の作品選考会を実施するとしている。
米映画制作 配給業者団体のアメリカ映画協会(MPAA)の調査によると、2015年の中国映画市場の興行収入は前年比49%増の68億ドルと、北米市場(前年比8%増の111億ドル)に次いで2番目だった。映画業界は、中国市場が今後、世界屈指の規模に成長するとの見方を示している。
(チャイナネット)
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