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インド、中国携帯電話の「メイク・イン・インディア」に意欲
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-10-25 16:07:14 | チャイナネット | 編集: 薛天依

   インドの首都ニューデリーにあるプラガティ・マイダン国際展示場(Pragati Maidan)で22日-24日、第1回インド携帯電話見本市「インディア・モバイル・ディワリ」(India Mobile Diwali)が開かれ、これに合わせて、中国とインドの携帯電話メーカーやサプライヤーらが集まる中印携帯電話投資フォーラムと業界サミットも開催された。

   インドでは、モディ政権が掲げる「メイク・イン・インディア」(インドでものづくりを)政策が推進されているが、ここでも携帯電話のインド製化が呼びかけられた。インドの英字紙「インディアン・エクスプレス」が23日報じたところによると、同国の通信情報技術省は、中国企業はインド企業を「メイク・イン・インディア」のパートナーとしたいのであって、中国の携帯電話市場の目的地としたいわけではないと明らかにしたという。

   今見本市はアジア地域初となる携帯電話と部品に特化した見本市で、中国の深セン旭日偉業科技有限公司が主催、中国駐インド大使館などの協賛で開催された。旭日偉業公司の吳凌雲CEO(最高経営責任者)は23日『環球時報』の取材に対し、今見本市のテーマは「協力・革新」で、両国から130数社に上る携帯電話メーカーとサプライヤーが出展、100数名に上る政府代表と業界トップがフォーラムやサミットに出席したという。

   インディアン・エクスプレスによると、見本市に出席したインド通信情報技術省の高官は同日、インド政府はインドに工場を構える中国企業を全力で支援するとの方針を示しつつも、一定の期間を設けて、「インドを単なる市場とみなすだけの企業」か「インドをパートナとする企業」かによって待遇を変えることを明らかにした。

   インド携帯電話協会(ICA)のパンカジ・モヒンドルー会長は、「インドは今や携帯電話と部品を製造する世界の工場となっている」とした上で、インドの目標は2019年までに携帯電話を5億台生産するとともに、部品の製造拠点とすることだと述べた。

   同紙によると、今見本市は携帯電話分野ではインド初であり、アジア最大の見本市でもあるという。先進国と中国でスマートフォンの販売が減少するなか、インドは世界のスマホメーカーと通信機器メーカーにとって「次なる成長市場」と目されており、各メーカーとも販売店やオンラインを通じてインド市場でのシェア拡大に注力している。

   呉CEOは、今やインドは世界で最も成長している携帯電話市であり、一方の中国は世界最大の製造国だとした上で、両国が早急にこうした分野での協力の潜在力を掘り起こし、中国から生産移転を進めることは、モディ政権の「メイク・イン・インディア」政策に沿うものだとの考えを示した。

   なお、中国の主要携帯電話ブランドは今年、インドで数10本規模の生産ラインの立ち上げに成功し、8000万台の生産を見込んでいる。しかも、「SNSで中国製品のボイコットが呼びかけられた時、スマホ市場の消費者は反応しなかった」という。インドの経済紙「ビジネス・スタンダード」は22日、調査会社のデータをもとに、インド市場における中国の携帯電話のシェアは徐々に拡大しており、今年1~3月は21%だったが、9月には32%まで拡大したと報じた。

   

   (チャイナネット)

   

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新華網日本語

インド、中国携帯電話の「メイク・イン・インディア」に意欲

新華網日本語 2016-10-25 16:07:14

   インドの首都ニューデリーにあるプラガティ・マイダン国際展示場(Pragati Maidan)で22日-24日、第1回インド携帯電話見本市「インディア・モバイル・ディワリ」(India Mobile Diwali)が開かれ、これに合わせて、中国とインドの携帯電話メーカーやサプライヤーらが集まる中印携帯電話投資フォーラムと業界サミットも開催された。

   インドでは、モディ政権が掲げる「メイク・イン・インディア」(インドでものづくりを)政策が推進されているが、ここでも携帯電話のインド製化が呼びかけられた。インドの英字紙「インディアン・エクスプレス」が23日報じたところによると、同国の通信情報技術省は、中国企業はインド企業を「メイク・イン・インディア」のパートナーとしたいのであって、中国の携帯電話市場の目的地としたいわけではないと明らかにしたという。

   今見本市はアジア地域初となる携帯電話と部品に特化した見本市で、中国の深セン旭日偉業科技有限公司が主催、中国駐インド大使館などの協賛で開催された。旭日偉業公司の吳凌雲CEO(最高経営責任者)は23日『環球時報』の取材に対し、今見本市のテーマは「協力・革新」で、両国から130数社に上る携帯電話メーカーとサプライヤーが出展、100数名に上る政府代表と業界トップがフォーラムやサミットに出席したという。

   インディアン・エクスプレスによると、見本市に出席したインド通信情報技術省の高官は同日、インド政府はインドに工場を構える中国企業を全力で支援するとの方針を示しつつも、一定の期間を設けて、「インドを単なる市場とみなすだけの企業」か「インドをパートナとする企業」かによって待遇を変えることを明らかにした。

   インド携帯電話協会(ICA)のパンカジ・モヒンドルー会長は、「インドは今や携帯電話と部品を製造する世界の工場となっている」とした上で、インドの目標は2019年までに携帯電話を5億台生産するとともに、部品の製造拠点とすることだと述べた。

   同紙によると、今見本市は携帯電話分野ではインド初であり、アジア最大の見本市でもあるという。先進国と中国でスマートフォンの販売が減少するなか、インドは世界のスマホメーカーと通信機器メーカーにとって「次なる成長市場」と目されており、各メーカーとも販売店やオンラインを通じてインド市場でのシェア拡大に注力している。

   呉CEOは、今やインドは世界で最も成長している携帯電話市であり、一方の中国は世界最大の製造国だとした上で、両国が早急にこうした分野での協力の潜在力を掘り起こし、中国から生産移転を進めることは、モディ政権の「メイク・イン・インディア」政策に沿うものだとの考えを示した。

   なお、中国の主要携帯電話ブランドは今年、インドで数10本規模の生産ラインの立ち上げに成功し、8000万台の生産を見込んでいる。しかも、「SNSで中国製品のボイコットが呼びかけられた時、スマホ市場の消費者は反応しなかった」という。インドの経済紙「ビジネス・スタンダード」は22日、調査会社のデータをもとに、インド市場における中国の携帯電話のシェアは徐々に拡大しており、今年1~3月は21%だったが、9月には32%まで拡大したと報じた。

   

   (チャイナネット)

   

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