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中国の国産携帯電話、業界の「混戦」から頭角を現した理由
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-09-20 07:55:51 | チャイナネット | 編集: 谢艳

    データによると、2016年第2四半期の華為(ファーウェイ)の中国スマートフォン(スマホ)市場シェアは17.2%でトップだった。以下、OPPO、vivo、小米(シャオミ)と続き、アップルのシェアは第5位の7.8%。中国製スマホは多くの市場で「混戦」から頭角を現している。

    研究開発をエンジンにイノベーション進める

    中国情報通信研究所の統計によると、今年8月の中国ブランド携帯電話端末の出荷台数は4471万2000台で、前年同期に比べ6.2%増え、中国国内の携帯電話端末出荷台数の94.0%を占めた。発売された新機種は前年同期比44.3%増の114機種で、国内で発売された新機種の94.2%を占めている。

    中国製スマホが「春」を迎えたことには、技術の研究開発とイノベーションが密接に絡んでいる。例えば華為は毎年、売上高の10%以上を研究開発に充てており、昨年の研究・開発者数は7万9000人と、全社員の45%に達した。研究開発費が売上高に占める割合は15.1%。2015年12月31日時点の累計で、特許取得件数は5万377件、中国での特許申請件数は5万2550件、海外では3万613件に上る。

    「研究開発は華為の成長に大きな貢献を果たしており、研究開発で新技術を探求し、顧客ニーズと向き合い、顧客ニーズに対する感度を上げ、顧客ニーズに合う製品とサービスを生み出す必要がある」。華為の任正非社長は、技術上の理想主義と需要上の現実主義をどのように合わせ、顧客ニーズを満足させるかを考えなければならないと述べた。

    顧客中心で「需要に応変」

    韓国のサムスンは9月2日、自社の携帯電話バッテリーに欠陥が存在し、発火の恐れがあるとして、スマホのギャラクシーノート7(Galaxy Note7)のリコールを行うと発表したが、中国で販売されている同機種のリコールを行わず、中国の消費者の疑念を引き起こした。北京首都航空有限公司は13日、「航空機内で搭乗者がサムスンのギャラクシーノート7を使用・充電したり、荷物での持ち込みを禁止する」と発表。中国国家品質監督検査検疫総局の行政指導により、サムスン中国は9月14日、今年7月20日から8月5日に製造したギャラクシーノート7のリコールを行うと発表した。

    これについて通信業界の評論家、項立剛氏は、携帯電話端末のリコールで潜在リスクを解消することも、ユーザーのために端末カバーを防弾仕様にすることも、顧客中心の価値基準を体現しているとの見方を示した。「サムスンの携帯電話バッテリー爆発事故に比べ、華為が端末カバーを防弾仕様にしたことは中国製品の品質を証明しており、中国製造(メードインチャイナ)の面目躍如だ」としている。

    「華為は28年にわたり顧客中心の企業文化を作り上げた。この価値観は華為のDNAで、従業員にとって最高の行動指針となっている」。華為の輪番制CEOを務める胡厚崑氏はこのように話した。華為の顧客中心とは、地に足を付けて業務特性がもたらす様々な需要を把握し、クラウド技術のイノベーションとソリューションを合わせることで「需要に応変」することだ。

    

(チャイナネット)

 

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新華網日本語

中国の国産携帯電話、業界の「混戦」から頭角を現した理由

新華網日本語 2016-09-20 07:55:51

    データによると、2016年第2四半期の華為(ファーウェイ)の中国スマートフォン(スマホ)市場シェアは17.2%でトップだった。以下、OPPO、vivo、小米(シャオミ)と続き、アップルのシェアは第5位の7.8%。中国製スマホは多くの市場で「混戦」から頭角を現している。

    研究開発をエンジンにイノベーション進める

    中国情報通信研究所の統計によると、今年8月の中国ブランド携帯電話端末の出荷台数は4471万2000台で、前年同期に比べ6.2%増え、中国国内の携帯電話端末出荷台数の94.0%を占めた。発売された新機種は前年同期比44.3%増の114機種で、国内で発売された新機種の94.2%を占めている。

    中国製スマホが「春」を迎えたことには、技術の研究開発とイノベーションが密接に絡んでいる。例えば華為は毎年、売上高の10%以上を研究開発に充てており、昨年の研究・開発者数は7万9000人と、全社員の45%に達した。研究開発費が売上高に占める割合は15.1%。2015年12月31日時点の累計で、特許取得件数は5万377件、中国での特許申請件数は5万2550件、海外では3万613件に上る。

    「研究開発は華為の成長に大きな貢献を果たしており、研究開発で新技術を探求し、顧客ニーズと向き合い、顧客ニーズに対する感度を上げ、顧客ニーズに合う製品とサービスを生み出す必要がある」。華為の任正非社長は、技術上の理想主義と需要上の現実主義をどのように合わせ、顧客ニーズを満足させるかを考えなければならないと述べた。

    顧客中心で「需要に応変」

    韓国のサムスンは9月2日、自社の携帯電話バッテリーに欠陥が存在し、発火の恐れがあるとして、スマホのギャラクシーノート7(Galaxy Note7)のリコールを行うと発表したが、中国で販売されている同機種のリコールを行わず、中国の消費者の疑念を引き起こした。北京首都航空有限公司は13日、「航空機内で搭乗者がサムスンのギャラクシーノート7を使用・充電したり、荷物での持ち込みを禁止する」と発表。中国国家品質監督検査検疫総局の行政指導により、サムスン中国は9月14日、今年7月20日から8月5日に製造したギャラクシーノート7のリコールを行うと発表した。

    これについて通信業界の評論家、項立剛氏は、携帯電話端末のリコールで潜在リスクを解消することも、ユーザーのために端末カバーを防弾仕様にすることも、顧客中心の価値基準を体現しているとの見方を示した。「サムスンの携帯電話バッテリー爆発事故に比べ、華為が端末カバーを防弾仕様にしたことは中国製品の品質を証明しており、中国製造(メードインチャイナ)の面目躍如だ」としている。

    「華為は28年にわたり顧客中心の企業文化を作り上げた。この価値観は華為のDNAで、従業員にとって最高の行動指針となっている」。華為の輪番制CEOを務める胡厚崑氏はこのように話した。華為の顧客中心とは、地に足を付けて業務特性がもたらす様々な需要を把握し、クラウド技術のイノベーションとソリューションを合わせることで「需要に応変」することだ。

    

(チャイナネット)

 

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