第2回中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)情報港フォーラムは11日、広西チワン族自治区の南寧市で開幕しました。中国とASEAN諸国の政府機構からの代表や、IT企業の責任者らが「中国・ASEAN情報港――ともに築く・共有・ウィンウィン」というテーマをめぐって、情報港構築の推進について討議しました。
中国・ASEAN情報港の構築は2015年実施され始め、この1年の建設を経て、双方の情報コネクティビティ、共有、経済貿易のレベルアップにとって重要なプラットフォームとなりました。中国国務院は2016年4月、「中国・ASEAN情報港建設案」を採択し、インフラ施設、情報共有、技術協力、経済貿易サービス、人的交流という5つのプラットフォームの建設を打ちだしたと同時に、情報港の建設を中国第13次5カ年計画に取り入れました。
中国の国家インターネット情報弁公室の庄栄文副主任は中国・ASEANの情報港建設の推進、ネット空間の協力深化などについて4つの意見を打ち出したと共に、「各側はネット上の連携と情報共有を推進し、デジタルデバイドを縮小あるいはなくし、優秀なネット文化作品を作り、ネット上のテロリズムとネット犯罪を容赦なく取り締まり、個人のプライバシーと情報安全を確保し、区域のネット安全を維持していくべきだ」と指摘しました。
(中国国際放送局)
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