新華網国連9月19日（新華社記者/倪紅梅）第71回国連総会の一連のハイレベル会議の開幕を目前に控え、国連加盟国の193か国の国家指導者や代表らが国連本部に集結する。各当事者は一連のハイレベル会合が持続可能な開発のための2030アジェンダ実施のために力強い原動力を注ぎ込み、難民と移民問題への対応について共同認識を凝集し、気候変動に対応する『パリ協定』の早期発効を後押しし、またシリア危機の解決やテロ対策などのために活路を求められるよう期待している。
昨年9月、国連の開発サミットが持続可能な開発のための2030アジェンダを正式に採択した。当アジェンダは今年の1月1日に発効してから、実施における最初の年に入った。第71回国連総会のテーマは「持続可能な開発目標：我々の世界を変えるために共に努力しよう」だ。国連の潘基文事務総長は、開発目標実施の１年目は極めて重要で、国連の各加盟国は政策や計画、資金などの面からこのための支援を提供すべきだと強調している。
会議期間中、中国側の提唱に応じて、持続可能な開発のための2030アジェンダ実施に関する座談会を開催し、中国の発展の成果と理念をアピール・紹介し、グローバルな発展のための事業を推進する新たな措置を提起する見通しだ。
気候変動対応の方面において、中国と米国は先日『パリ協定』への批准書を前後して国連に寄託し、この世界の気候ガバナンスをめぐる協定の早期発効推進のために重要な役割を果たした。潘事務総長は21日に批准書の寄託式を開催し、各国の指導者に批准書の寄託を招き、『パリ協定』の早期発効を推進することになっている。
アナリストは、一連のハイレベル会合は、各国の指導者や代表が世界や地域の注目問題解決や討論にチャンスをもたらすだろうとを指摘する。シリアの問題やイランの核問題をめぐる会議も、この期間中に行われるとのことだ。過激派組織「イスラム国」などのテロや暴力的な過激主義が世界の安全保障にもたらす脅威、朝鮮半島の非核化、膠着状態に陥った中東平和プロセスの再起動などに対応する議題も一般討論演説の期間中に注目されることが予想されている。
（新華社より）
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