チベットに点在する77ヵ所の重要文化財の修繕や、チベット博物館新館等9つの博物館の建設や陳列の改修のため、中央政府は、2016年から2020年までの第13次五ヵ年計画(十三五)期間中、チベット文化財保護専用資金として、十二五期間の倍となる20億元を拠出することとなっています。
国家文物局は、向こう5年間にチベットで一部の考古調査プロジェクトの実行や、動植物考古実験室の立ち上げを決定しているほか、壁画の保護・修復を行い、自治区クラス以上の重要文化財に対する修復計画の完成を目指します。
他にも、チベット博物館新館、ナクチュ博物館、アリ博物館を建設し、ポタラ宮や18世紀に建築されたダライ・ラマの避暑宮殿ノルブリンカおよび4つの市立博物館に対して、所蔵品のデジタル化や展示物陳列の改修などの措置を施すことが予定されています。
(中国国際放送局)
推薦記事: