中国人が海外の医療機関で検診を受ける場合、いくらかかるだろうか?白書が発表した調査例は、この疑問に答えられるかもしれない。東京の大学医療センターで2日間の総合的ながん検診を受けた場合、その価格は2万8350元にのぼる。その他の雑費には、画像保存費63元、VIP休憩室626元、マンツーマン医療通訳4200元(8時間×2日間)、問診票・検診報告書の翻訳料金2050元、海外事業調節費750元、海外振込・速達手続料850元、サービス料3688元で、最終的な費用は計4万577元にのぼる。
白書によると、中国の高所得者が海外医療情報を入手する最も中心的な手段は友人からの紹介で、79%を占める。中国人が海外で検診を受ける場合、一般的に仲介業者に依頼する。一部の業者は予診、予約代行、現地でのガイド、診療時の通訳、報告書の翻訳、航空券とホテルの予約、ビザ代行、国際病院連携など整ったサービスを提供する。白書は、中国の越境医療市場は急成長の可能性を秘めており、2020年には531億元の規模に達し、1人平均の消費額が約7万8000元に達すると予想。
しかし白書は、中国越境医療旅行に存在する多くの存在を重視すべきとした。法規制を受けないため、海外での医療には安全性や品質が保証されず、問題が出た後に権利を守ることが困難といったケースがある。
(チャイナネット)
関連記事: