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新華網北京6月6日(記者/王雅楠)6月1日、第二次世界大戦中に日本に強制連行された3人の中国人労働者及び三菱マテリアルの謝罪と同意を受け入れ、和解協定書に合意したすべての労働者と遺族の代表者が同社との協定書に署名し、三菱マテリアルの謝罪を受け入れ、和解することで合意した。この日のために、中国人強制連行された労働者と遺族は20年余りも奔走し、待ち続けた。和解の合意によって、正義は遅れてやって来るかもしれないが、永遠に来ないはずはないことの有力な証明になった。
中国の労働者の日本に対する賠償請求訴訟は、前世紀の1990年代まで遡る。戦後70年余りが経過し、大多数の労働者が待ち続けながらこの世を去り、生存者もかなり高齢になっている。これは長年にわたり被害者とその親族が待ち望んだことで、責任を負う日本企業が歴史と生命を当然のごとく尊重したに過ぎない。
三菱マテリアルの代表者はこの一件について「弊社は当時の雇用者としての歴史的責任を認め、中国人労働者とその遺族に心から謝罪の意を表明します。」と述べた。
今回、三菱マテリアルが謝罪に同意し、補償を行った背後の要因を冷静に観察し、アナリストは次のように分析する。2014年、三菱マテリアルは交渉に参加し、和解したいと初めて表明した。今日の謝罪表明は、中国人労働者が一致団結し、交渉を行ってきた重要な作用がはたらいたことは疑いなく、日本企業の中国という重要な市場への重視と自国の企業イメージへの配慮などの要因による影響が大きい。世論は今回の謝罪についても企業の「公共外交」の一環として受け止めている。
これに対して、我々は次のことをはっきりと認識すべきだ。三菱マテリアルの謝罪は企業の個体行為であるだけでなく、日本軍国主義の対外侵略の歴史的罪行をこの件によって簡単に「洗い流す」ことはできない。日本政府もこのことによって、歴史的責任を転嫁し、中国人への強制労働問題を民間問題として定義することはできない。
過ちて改めざる、是を過ちと言う。三菱マテリアルの今回の「罪への反省」は歴史的正義に関する「補習」になる。統計によると、第二次世界大戦中に4万人近くの中国人労働者が日本に強制連行された。今後にかけて、中日における強制労働などの歴史的遺留問題を適切に解決する道は依然として難航すると予想され、日本は尚、多くの謝罪と賠償の「補習」を受ける必要がある。
(新華社より)
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