新華網東京6月2日(記者/許縁)日本の安倍晋三首相は6月1日、2回目の消費税引き上げ計画を2019年10月実施に2年半再延期し、その際には現在の消費税税率を8%から2ポイント増の10%に引き上げると発表した。
安倍首相は当日行われた記者会見で、国内の個人消費の一層の低迷を避けるため、日本政府は消費税引き上げ計画を再延長する決定を下した。しかし、日本政府は2020年度に財政黒字を実現させる承諾を変わらずに履行すると述べている。
消費の低迷や輸出の不振、企業投資増加の緩慢といった足かせが、日本経済の成長の歩みを依然として困難にさせ、国際原油価格が低水準を維持し、小さな振幅で動くなどの外部の圧力も、日本にインフレ目標を実現させ難くしている。また、安倍首相が就任以来推進してきた「アベノミクス」が民衆に恩恵を施しておらず、逆に貧富の格差が広がったとの分析もある。
アナリストは、消費税率引き上げの延期は日本政府の財政再建の見通しをより不透明にさせ、社会保障に必要な財源をいかに確保するかが差し迫った問題の一つとなっているとみなしている。
(新華社より)
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