新華網ロンドン4月22日 英国の科学雑誌『ネイチャー』電子版は20日、年度ランキングを発表し、中国科学院は世界の科学研究機関ランキングで連続して1位に選ばれた。国と地域のランキングでは、中国は依然として米国に次いで2位だったが、上位10位のうち、得点の伸び幅が最大だった。
世界の科学研究機関ランキングで、中国科学院は1357.82点で連続で首位になった。この得点は2位の米国ハーバード大学(772.33点)の2倍以上に達した。だが、全体を見ると、欧米などの従来型の科学研究が発達した地域は、依然として優位性が目立っている。中国科学院と6位の東京大学を除き、上位10位の科学研究機関のうち、残りの8つはすべて欧米となっている。
米国は国と地域のランキングで依然として首位を守った。中国は継続して2位になったが、WFC(分数カウント法で得られた論文数で、各研究機関における自然科学分野の高品質論文の発表への貢献度を表す)の得点は米国のわずか3分の1だった。しかし、中国は尚、安定して上昇する勢いを維持し、昨年の得点は2014年比で4.8%増加した。この伸び率は上位10位で最高となり、米国の得点は4.5%減少した。
大学では、ハーバード大学、スタンフォード大学及び東京大学が上位3位を占め、北京大学は11位で、中国の大学の中で最高だった。上位50位に入った中国の大学は南京大学(20)、清華大学(24)、中国科学技術大学(26)、浙江大学(37)、復旦大学(38)、南開大学(50)だった。
(新華社より)
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