新華網東京4月22日 (記者/許縁)日本・三菱自動車の相川哲郎社長は20日、当社が燃費レベルを実際より良く見せるために、軽自動車4車種に対し燃費試験に不正操作を行い、その不祥事が62万5000台に及んでいたことを認めた。
不正のあった4車種には「eKワゴン」、「eKスペース」及び日産自動車と共同開発した「デイズ」と「デイズルークス」が含まれる。目下、この4車種はすべて操業停止となったが、安全や性能には問題がないため、リコールはしない見通しだ。
燃費をより高めるため、三菱自動車は燃費 に関する国の認証を不正に得るために、タイヤの抵抗値を設定する際に意図的に操作していた疑いが持たれている。また、不正操作の行われた自動車が正規の試験を受ければ、その燃費は現在のレベルより5~10 %高まることが予想されるという。
これはここ数年にわたって三菱自動車に巻き起こった3度目の大規模な不祥事にあたる。三菱自動車は2000年と2004年の2度にわたり、欠陥車の記録や顧客からの苦情データを隠していたことが暴露されている。当社は数十年もの間日本・国土交通省に自動車の安全上の問題を報告せず、欠陥のある自動車部品を内々に修理調整することを選択していたことから、広範な注目と批判を受けていた。
(新華社より)
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