新華網北京4月13日 (姚琪琳)韓国海洋水産部は14日、5月より沈没した韓国旅客船「セウォル」号の引き揚げ作業を開始し、今年7月に船体全体を海から引き揚げると説明した。
「セウォル」号の沈没事故から2周年を迎えた際に、韓国海洋水産部は世宗市で記者会見を開き、「セウォル」号引き揚げの具体的なプランを紹介した。
上海引揚局の王偉平「セウォル」号引揚現場総指揮は記者会見で、潜水士による手探りの捜索活動中に、水流が速く、海面状態と地質条件が劣悪などの困難に直面していると指摘した。王偉平総指揮はまた、作業は困難な問題が山積するが、不利な条件を克服し、「セウォル」号を海中から引き揚げる作業に自信を抱いていると強調した。
2014年4月16日、韓国旅客船「セウォル」号は全羅南道珍島郡海域で沈没し、295人が死亡した。現在も尚、9人が行方不明となっている。2015年8月、上海引揚局の企業連合体は、韓国で「セウォル」号の引き揚げ作業を実施するにあたり、韓国海洋水産部と「セウォル」号引き揚げ契約に署名した。
(新華社より)
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