人気沸騰中のバーチャルリアリティ(VR)業界は、どれほど多くのユーザーを擁するのだろうか?VRの中心的なユーザーとなるのは、どのような人だろうか?彼らはVRの何に興味を持っているのだろうか?VRデバイスを開発する暴風魔鏡は、国家公告研究院、知萌コンサルティング機構と「中国VRユーザー行為研究報告書」を発表した。中国におけるVRの潜在的なユーザー規模は2億8600万人に達し、過去1年間でVRデバイスに接触・体験したユーザー数は約1700万人に達する。うち科学技術を好む引きこもりの男性がVRの消費の主力で、VR製品を毎日平均34分使用している。
中国におけるVRの潜在的なユーザー規模は2億8600万人に達し、過去1年間でVRデバイスに接触・体験したユーザー数は約1700万人に達する。VRデバイスの購入者は約96万人。VRアクティブユーザーが今後1年で購入を予定しているVRデバイスのうち、1位はVRグラスで83.1%を占める。購入の主な目的は、すでに持っているVRデバイスの買い替え。これに続くのはパソコンにつなぐVRヘッドセットで、3分の1以上の比率を占めた。3位は独立型VRデバイス。VRグラスは持ち運びと操作が便利で、VRの主流デバイスになりつつある。中国VR産業の潜在的な市場規模は、1兆元以上に達するとみられる。
引きこもりの男性がVRユーザーの主力で、アクティブユーザーのうち男性が7割以上を占めている。年齢別に見ると25−34歳の若者が6割以上。引きこもりがちなVRアクティブユーザーは、科学技術・デジタル製品の積極的な消費者で、携帯電話による1日のネット接続時間は4時間を超える。
使用時間を見ると、VRアクティブユーザーの7割以上がほぼ毎日VRデバイスを使用している。またVRアクティブユーザーの21%が毎週3回以上VRデバイスを使用している。アクティブユーザーの毎日のVRデバイス使用時間は、16−60分に集中している。平均すると毎日34分で、VRはアクティブユーザーの娯楽生活の重要な一部になっている。映画、パノラマ動画、VRゲーム、パノラマ画像はVRアクティブユーザーの間で人気が高い。うちIMAX映画の比率が最も高く、8割を超えている。女性ユーザーはパノラマ動画・画像などのコンテンツを好む。
知萌コンサルティング機構の肖明超CEOは、「中国VR産業は黄金の時代を迎えている。VRはユーザーの新たなシーンにおけるスマートデバイスに留まらない。VR技術の進化に伴い、未来のVRは各産業およびマーケティングに新たな活用シーンと、ビジネス革新の想像をもたらすだろう」と話した。
(チャイナネット)
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