「毎日日記をつける」「毎日湯冷ましを5杯、豆乳を1杯飲む」「毎日1回、決まった時間に排便する」――最近、さまざまな教育関係フォーラムで、1934年に発表された「淮安新安小学校第6学年計画大綱(以下、「大綱」と略)」が転載されている。「大綱」では、小学生の成長過程で欠かすことのできない事柄について、極めて細かく定められている。「大綱」は決して適当に作られたものではなく、著名教育家・陶行知の教え子で、淮安新安小学校第2代学長を務めた汪達之氏によって編さんされた。金陵晩報が伝えた。
〇多くの人が思わず噴き出した「毎日排便をする」決まり
フォーラムで転載された「大綱」は、「経費」「生活」「環境」「スローガン」の4部で構成されている。このうち、ネットユーザーに注目されたのは2番目の「生活」で、日常生活を営む上での「決まり」が、非常にこと細かに定められている。
「生活」のうち、「個人生活」は計29項目あり、「毎日運動をする」「毎日日記をつける」「毎日1回、決まった時間に排便をする」「毎日湯冷ましを5杯、豆乳を1杯飲む」など、非常に基礎的な決まりが並んでいる。特に、「毎日排便をする」という項目を見たネットユーザーの多くは、その面白さに思わず噴き出してしまった。生活の方法については、「毎日、地元紙と他市の新聞を読む」「毎年、国内外のペンフレンドと12回文通する」「楽器の演奏技術を身につける」「科学的な玩具および10種以上の動物・植物・鉱物の標本を製作する」など、ややハイレベルな項目も見られる。
〇保護者:「じつに素晴らしい内容」
保護者の多くは、子供の学業成績ばかりに関心が行き過ぎて、子供の生活技能や社会経験を培うことを軽視する傾向にあることから、「大綱」の内容は大いに参考にすべきだと考えていた。
南京の大学で教える張氏が最も興味を持ったのは、「10種類以上の一般薬品を使えるようになる」という項目だった。張氏は、「私は普段、子供との生活体験を重視しているつもりだったが、それは家事や旅行に限られていた。風邪薬など一般薬品に対する知識を持つことは、子供にとって大変役立つことだ。今後、これらの方面について、子供に少しずつ教えていきたい」と話した。
(人民網日本語版)
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