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米国が次回の火星探査任務を2018年に延長
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-03-11 09:56:05 | 新華網 | 編集: 谢艳

(写真はネットより)

   新華網ワシントン3月11日(記者/林小春)米航空宇宙局(NASA)は9日、米国の次回の火星探査任務の無人着陸探査機「インサイト」 の打ち上げ日を2018年に延期すると発表した。

   火星の内部構造を探ることは天文学者と科学者が数十年にわたり一貫して努力してきた長期目標だ。無人探査機「インサイト」は今月に打ち上げを予定していたが、フランスの科学研究機関が同探査機のために研究開発した地震観測機器の真空状態の密封が万全ではないため、米航空宇宙局はこの探査任務の延期を決定した。

   フランス国家宇宙研究センターが研究開発を行う地震観測機器は「インサイト」に搭載する主要科学機器で、敏感度が極めて高く、原子の大きさほどの微小な地殻運動を観測できる。火星の劣悪な環境による影響を回避するため、この機器の3つのメインセンサーは、真空状態の密封が必要になるが、昨年12月のテストで密封が万全ではないことが発覚した。

   米航空宇宙局傘下のジェット推進実験室は、地震観測機器のシール層を再設計して作製した後、フランス国家宇宙研究センターに依頼して整合とテストを行う。全行程は2017年に完成する。

 

(新華社より)  

 

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新華網日本語

米国が次回の火星探査任務を2018年に延長

新華網日本語 2016-03-11 09:56:05

(写真はネットより)

   新華網ワシントン3月11日(記者/林小春)米航空宇宙局(NASA)は9日、米国の次回の火星探査任務の無人着陸探査機「インサイト」 の打ち上げ日を2018年に延期すると発表した。

   火星の内部構造を探ることは天文学者と科学者が数十年にわたり一貫して努力してきた長期目標だ。無人探査機「インサイト」は今月に打ち上げを予定していたが、フランスの科学研究機関が同探査機のために研究開発した地震観測機器の真空状態の密封が万全ではないため、米航空宇宙局はこの探査任務の延期を決定した。

   フランス国家宇宙研究センターが研究開発を行う地震観測機器は「インサイト」に搭載する主要科学機器で、敏感度が極めて高く、原子の大きさほどの微小な地殻運動を観測できる。火星の劣悪な環境による影響を回避するため、この機器の3つのメインセンサーは、真空状態の密封が必要になるが、昨年12月のテストで密封が万全ではないことが発覚した。

   米航空宇宙局傘下のジェット推進実験室は、地震観測機器のシール層を再設計して作製した後、フランス国家宇宙研究センターに依頼して整合とテストを行う。全行程は2017年に完成する。

 

(新華社より)  

 

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