国際宇宙ステーション(ISS)で約1年間勤務した米宇宙飛行士スコット ケリー氏は2日、長期滞在を終え地球に帰還した。密閉されたISSの生活は、空虚で寂しいと思われる。ところが宇宙飛行士は、自分の小さな空間にささやかな楽しみを持ち込んでいる。中国新聞網が伝えた。
◆驚きの風景、日の出は毎日16回
ISS内の宇宙飛行士の仕事は、風景の観測だ。一般人ならば一生に一度も見られない驚きの天体現象、地球の美しい風景を、彼らは毎日観測できる。
ISSは時速2万7000キロで飛行し、90分毎に地球を一周する。そのため宇宙飛行士はISSで、日の出と日没を毎日16回観測できる。
ケリー氏は300日以上の宇宙旅行で、地球を5440周し、地球を巡り2億3000万キロ飛行した。これは地球と火星の間の距離に相当する。ケリー氏はISSで、日の出と日没を1万944回観測した。
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