2016年1月5日、中国のインターネット上で、たった1人の利用客である女子高生のために卒業まで営業を続け、このたび3月末をもって閉鎖することが決まったJRの駅が話題になっている。
その駅はJR北海道の石北本線の旧白滝駅。旧白滝駅は当初、貨物を輸送するために作られたが、数十年前に貨物輸送がなくなると徐々にすたれて行き、現在は1日に2回だけ停車する無人駅となった。同駅には早くから閉鎖の計画があったが、先延ばしにされてきた。理由は、唯一の利用客である女子高生の通学のためだった。1日2回の停車時間は、女子高生の通学時間に合わせて午前7時と午後5時になっている。女子高生が今春、高校を卒業するため、JR北海道は3月26日で同駅を閉鎖することを決めた。
この話が伝えられると、中国のネットユーザーから大きな反響があった。以下は寄せられたコメントの一部。
「本当に感動した!」 「人情味があるな」 「愛があふれてる」
「民族の恨みを別にすれば、日本は本当に学ぶべきところの多い国だ」 「確かに日本のこういう血の通った公益事業は素晴らしい。日本人の精神は学ぶべき」 「歴史と政治を除けば、日本に対しては好感が満ち満ちている」
「これこそ、一国の政府がすべきことだ」 「中国ではあり得ない。中国政府は国民のことを考えるべきだ。口だけでは国民の信用は得られない」 「あまりに感動的だが、いささか悲しい。中国政府もこういうことをしてくれたらなあ。はあ…」
「これが本当の意味での人民への奉仕。金のためじゃない。もし中国なら、こんな“ささいなこと”を気に留める人はいない。中国人は金にならないことの方が大ごとなんだ」 「こういうことをしてもらった子どもは、大きくなったら国のために何かしようと思うだろうね」
(Record China)
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