ウエディングドレスを着るのは、すべての女性の夢。結婚の予定がなくても、結婚相手がいなくても、それは同じだ。結婚率が低迷し続ける日本では、独り身の女性に向けた結婚写真市場が盛り上がり始めている。
がん患者の要望がきっかけ
共同通信の2日の報道によると、名古屋市中区のフォトスタジオ「ZUTTO PHOTO STUDIO」は約1年前、「ソロウエディング」プランを打ち出した。「新婦」一人だけの写真を撮影するプランだ。
このアイデアは、あるがん患者の要望がきっかけとなった。この女性は30歳余りでがんを告知され、余命いくばくもないことを知らされた。「新婦になった私の姿を母に見せたい」。フォトスタジオは彼女の願いをかなえることにした。
愛知県の29歳の女性教師はもう一つのパターンだった。母親ががんを患っていることを知った後、やはり新婦姿を見せて孝行したいと撮影を決めた。
この教師は、独身者には時間と金銭の自由があると考えており、結婚には「縁」がなければならないと考えている。「ソロウエディング」を選んだのは親孝行のためだ。
人それぞれの「ソロウエディング」
「ソロウエディング」プランには、衣装のレンタルや化粧、約250枚の写真、記念アルバムなどが含まれ、費用は14万円から。スタジオには、日本各地から問い合わせを受け、予約が入り続けている。
顧客の年齢は20歳から69歳までと幅広い。若いうちにウエディングドレスの写真を撮りたいという人もいるし、婚約を解消したが「気持ちの整理のため」という人もいる。片親で育った息子が母親にすばらしい思い出を残したいとやってきたこともある。
(チャイナネット)
関連記事:
<日本人が知らない韓国>ストレートな表現が韓国式、「激論の後でも談笑」