2015年12月24日、中国のポータルサイト・捜狐に、「日本旅行に行きたくなる15の理由」と題する記事が掲載された。
今年は年末年始から春節、夏休み、国慶節、年末と、年間を通じて中国人観光客が多い年だった。日本の観光庁のデータによると、今年1〜10月の訪日中国人観光客数は前年比で倍増の400万人を突破。消費額は750億元(約1兆4000億円)に達するとみられている。また、今年の流行語大賞に「爆買い」が選ばれたことも記憶に新しい。日本旅行がますます身近になる中、記事では日本旅行に行きたくなるポイントを15個挙げている。
1.治安が良い…財布をズボンのポケットに入れていても、カバンの口を開けていてもスリに遭わないことが、中国人にとって驚きのようだ。
2.どこも清潔…やや神格化している部分もあるが、「街にはゴミ一つ落ちておらず、建物や窓は光り輝いている」というのが中国人の一般的な認識だ。
3.四季折々の風景…春は桜、夏は浴衣に花火、秋は紅葉、冬は雪と見どころ満載だ。
4.ティッシュ携帯は不要…中国ではトイレや飲食店にトイレットペーパーや紙ナプキンがないことがよくある。
5.公衆トイレがすごい…清潔なだけでなく、温水洗浄機能や排泄音を消してくれる「音姫」も中国人には驚き。
6.便利すぎるコンビニ…中国語でコンビニは「便利店」と書くが、日本のコンビニは文字通り非常に便利。食品のほかに生活用品から化粧品まで販売され、ATMまである。
7.信頼できる商品の品質…中国と異なり、偽物を買わされるリスクが非常に少ない。「日本企業は、わずかな利益のためにそれまで築いてきた信用を壊すことは絶対にしないので、安心して買い物できる」と高く評価されている。
8.死亡事故ゼロの新幹線…日本の新幹線は1964年の開業以来、その安定した運行と快適さで世界的に有名。運行間隔は短いときには5分だが、死亡事故はゼロ。
9.ハイレベルなサービス…日本のサービスも世界的に有名。商品を購入しなくても笑顔で応対してくれ、「またお越しください」と言う。購入すれば、商品を手に店の入り口まで送ってくれ、深くお辞儀をして「ありがとうございました」と言う。
10.伝統とモダンが融合した都市…銀座などの繁華街がありながら、脇道に入ると昔ながらの日本の姿が垣間見える。これが東京の魅力。
11.あらゆる場所に通じる公共交通…東京だけでも数えきれない地下鉄や電車、バスの路線がある。行きたいところには必ず通じている。
12.本当に「安くて良い品」がそろう100円ショップ…中国では粗悪品も多い100円ショップだが、日本では品質は保証されている。品ぞろえも豊富で、思いつくものなら何でもある。
13.分単位で正確な電車の時刻表…天気や事故の影響以外では遅れることはまずない。
14.ブランド品の普及率が高い…年齢にかかわらず、女性はだいたいブランド品を所持している。おしゃれに気を使っていることの表れと言えるかもしれない。
15.永遠に変わらない行列文化…日本人は何をするにも必ず列に並び、割り込む人はいない。たとえ大地震が起きてもこの秩序は保たれる。
中国人観光客にとって魅力的な国である日本。その魅力を今後も維持、発展させていきたいものだ。
(Record China)
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