新華網北京1月8日(記者/姜琳)人民元の対米ドル基準値が8取引日連続で下落したことで、その背後に隠れた政策の狙いについて、市場でさまざまな憶測がある。中国人民銀行公式サイトは7日、8月11日の人民元為替レート改革を受けて、人民元の対米ドル基準値はより一層、市場化が進んだと報じている。
記事は米連邦準備制度理事会(FRB)が3月に再び金利を引き上げるという市場予測の影響を受けて、米ドル指数は一時的な調整を経て再び上昇し、6日はFRBの初回金利引き上げ以降、最高値に達したと指摘している。この背景のもとで、人民元の対米ドル基準値はある程度、切り下げられる。人民元の対米ドル二国間為替レートの推移は米ドルのその他の主要通貨為替レートに対する推移の動向及び変動幅とほぼ一致している。人民元為替レートは通貨バスイケットに対し依然として安定を保っている。
記事はまた、人民元の対米ドル基準値は今後、改善された後のレート形成メカニズムに照らして調節され、市場の為替レートへの作用がより十分に発揮されると予測している。さらに、基準値の市場化のプロセスと正確性をより一層、向上させ、人民元為替レートは通貨バスケットに対し合理的で均衡な水準で安定が維持されるとの見方を示している。
(新華社より)
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