【新華社北京12月24日】習近平国家主席は23日午後、南海中の瀛台(えいだい)で職務執行状況の報告に北京を訪れたマカオ特別行政区の崔世安行政長官と会見し、マカオの当面の情勢や特別行政区政府の仕事の情況に対する崔行政長官の報告を聴き取り、またマカオ市民全員に新年おめでとうのお祝いの意を伝えた。
習近平主席は次のように強調した。中央政府はマカオの繁栄と安定をきわめて重視している。昨年、私は祖国復帰15周年を祝う活動に出席するためマカオを訪れた際、中央政府がマカオ特別行政区の習慣的な水域管理範囲を明確化する関連の仕事をスタートさせると決定したと発表していた。今、一年間の努力を経て、この仕事は順調に完成しており、マカオの習慣的な水域管理範囲を明確化したただけでなく、マカオの陸地境界線も明確化させた。これはきっとマカオの経済社会発展の促進に対して積極的な影響を生み出すだろう。また、国の「第13次五カ年」規画の策定や「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」戦略の実施に対してもマカオの役割が発揮される見通しだ。
習近平主席はまた次のように指摘した。現在、マカオ経済は多種の要素の影響を受けて連続的に落ち込んでいるが、マカオ経済は比較的強いプレッシャーへの対応能力を有しており、社会は安定が維持され、発展にも多くの新しいチャンスを擁している。マカオ特区政府が社会の各界と一致団結して自信を増め、国の発展のために与えられた重要なチャンスを掴み、経済の適度な多様化や持続可能な発展を推進し、民生を絶えず改善し、危機意識を強め、マカオの社会・政治の安定を維持し、時代とともに進歩し、施政能力とそのレベルを更に向上させ、開拓・革新して積極的に努力、向上し、「一国二制度」の事業とマカオの各種事業の安定を前進・発展させるよう推進することを望んでいる。
(新華網日本語)
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