中国人民大学が23日に発表した「2015年中国発展指数」によりますと、中国の健康指数が着実な上昇を見せているということです。上海、北京、遼寧省、黒龍江省、四川省が上位5位を占めており、西部地区の上昇幅も著しいものがあります。
中国発展指数は、中国人民大学中国調査とデータセンターがまとめたもので、10年連続で発表し、中国各地の社会、経済、環境の発展状況およびその格差への全面的な評価を図っています。中国発展指数は健康、教育、経済、社会環境といった四つの部分、あわせて15の指標からなっています。そのうちの健康指数は、平均希望寿命、乳幼児の死亡率、1万人あたりの平均病床の数といった三つの内容からなっています。
中国人民大学統計学院の彭非教授は「データから見て、西部の青海や貴州、四川、陝西などは、健康指数の伸び率が比較的高いことが分り、西部地区の医療条件とレベルが着実に高まっていることを物語っている」と紹介しました。
同大学の社会と人口学院の翟振武院長は、「ここ10年近く、中国人の健康レベルは着実な上昇を見せている。乳幼児の死亡率や、5歳以下の児童の死亡率、妊産婦の死亡率などはいずれも下がっている。そして都市部と農村部の格差も着実に縮小されている」と強調しました。
(中国国際放送局)
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