中国作家協会の副会長であり、著名なルポルタージュ作家でもある何建明氏が書いた『南京大虐殺全記録(中国名:南京大屠殺全記実)』電子版が30日、中国現代文学館に収蔵されました。この著書は11月に出版されました。
30日の寄贈式で何氏は、「南京大虐殺を記録するには、激怒するより反省が大切だ。歴史を銘記し、高度な警戒心を保つと同時に、他の民族から長所を学び、歴史に対する反省から教訓を汲み取らなければならない」と述べました。
『南京大虐殺全記録』には、大量の歴史的資料のほか、犠牲者家族の告訴状や日本軍当事者の「陣中日記」、南京市内に滞在していた外国人のレポート、日本や国際社会に残された新聞資料なども盛り込まれています。
(中国国際放送局)
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