大学生は、どのような専攻を選べば、卒業後高給を得ることができるのだろうか?標準排名(ランキング)研究院はこのほど、国内の大学506校の学部生の就業データにもとづき、「2015年学部卒業生給与ランキング」を発表した。揚子晩報が伝えた。
〇給与水準=月給9千元以上が15専攻 理工系が優勢
月給は、専攻によってさまざまだが、格差はそれほど大きくない。各専攻の過半数が、月給7千元から8千元(約13万円から15万円)のゾーンに集中していた。卒業5年後の平均給与が月9千元(約17万円)を上回った学部専攻は15専攻あった。
給与ランキング・トップ10のうち、理工系が6専攻、マイナー言語系が3専攻あった。
〇就業地=学部卒業生の63%が「一線都市で働きたい」
中国政府は、国家政策として、学部卒業生に対し、中西部や中小都市に赴いて就業するようますます強力に奨励しているが、今回のランキング結果から、高い報酬が得られる専攻の学生の圧倒的多数は、引き続き、北京・上海・広州・深センの一線都市での就業を望んでいる傾向が浮き彫りになった。トップ100に選ばれた専攻のうち、北京・上海・広州・深センの一線都市で就業する人の割合が50%未満の専攻はわずか37専攻だったが、それらの数値は、限りなく50%に近かった。
〇目新しい特徴=「インダストリ4.0」十大重点業界の関連専攻が軒並みランクイン
「メイド・イン・チャイナ2025」計画に組み込まれている十大重点業界と関連する専攻は軒並み、ランクインした。中国版「インダストリ4.0」と称される同計画には、次世代IT産業、ハイエンドNC工作機械・ロボット、航空・宇宙関連装備、海洋プロジェクト装備・ハイテク船舶、先進軌道交通装備、省エネ・新エネルギー自動車、電力装備、農機具装備、新素材、バイオ医薬・高性能医療器械など重点発展領域が含まれている。
(人民網日本語版)
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