中国の習近平国家主席は14から19日にかけて、トルコのアンタルヤで開かれた20カ国 地域(G20)首脳会合と、フィリピンのマニラで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席しました。
このことについて、中国の王毅外相は、「世界の政治と経済情勢が新たな試練や調整、及び発展に直面していることを背景に、習主席のこの2つの首脳会議出席は、中国が行った重要な多国間外交活動だ。その目標は、共通認識を集め、自信を高め、共に発展を促すことにある」と述べました。
王外相はまた、「中国側が打ち出したイノベーション、協調、グリーン、開放、共有などといった発展の理念は全世界の現在の発展の流れをリードするものであり、G20とAPEC首脳会議のテーマにも合致している」と指摘しました。
さらに「今回の2つの会議への出席はスケジュールがタイトなもので、内容が豊富であり、実り豊かなものでもある。6日間の期間中、習主席は数十のイベントや会議に出席し、多くの場で基調演説を行ったほか、新興五カ国(BRICS)非公式首脳会合にも出席し、十数名の国家元首や政府首脳と会談した。習主席はその中で、現在の全世界の経済と政治に関わる重要な問題について、中国側の見解と主張をかいつまんで説明し、中国の発展の新たな情勢と理念を紹介した。これは理解の増進や共通認識の拡大につながり、支持を得た」と紹介しました。
(中国国際放送局)
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