「習近平主席の今朝の演説は非常にすばらしかった」――フィリピンのジェジョマール・ビナイ副大統領を取材

   中国の習近平国家主席は１１月１８日、フィリピン・マニラで開かれるアジア太平洋経済協力（APEC）・CEOサミットに出席し、基調演説を発表した。（撮影/新華社記者李学仁）

 【新華社北京11月19日】中国の習近平国家主席は１８日午前、アジア太平洋経済協力会議（APEC）ビジネスリーダーサミットで『APECのリーダー的役割を発揮し、世界経済の課題に対応しよう』と題した基調演説を行った。フィリピンのジェジョマール・ビナイ副大統領は当日新華社記者の特別インタビューに応じた際、習近平主席の演説に対し賞賛の意を示した。

  「（習近平主席の）今朝の演説は非常にすばらしかった」とビナイ副大統領は語った。ビナイ副大統領は、世界経済成長率の減速の背景に対する習近平主席の判断を認め、また中国経済の発展が長期的に見てよい方向に向かっていることについての習主席の見方にも賛同の意を示した。

  ビナイ副大統領は2010年にフィリピンの副大統領に当選し、来年のフィリピン大統領選挙で注目を集める候補者の一人だ。ビナイ副大統領は習近平主席が演説の中で包容的で調和のとれた発展を強調したことを賞賛し、「私の覚え違いでなければ、習主席が演説の中で経済発展により包容性を備えさせることについて言及しましたが、これが正に今回のサミットのテーマでしょう。良質な経済は人々に利益を得させることが可能でなければなりません。」と語った。

  習近平主席や他のＡＰＥＣ経済体の指導者が、当会議期間中に提起した提案と理念について話が及ぶと、ビナイ副大統領は、多くの提案が実行され、包括的な成長が真に実現されるようになるのを望み、「誰もが後方に振り落とされるべきではない」との見方を示した。

  「我たちは中国がフィリピンのインフラ建設の方面で投資を増やしてくれるよう、たいへん期待しています」とビナイ副大統領は語った。彼自身はフィリピン政府が措置を講じて外資への開放力を強化し、外資により多くの利益が得られる空間を作り出すことを主張している。ビナイ副大統領は、中国企業が鉱物資源、インフラ、漁業及び農業などの分野で投資力を拡大するよう提案している。

（新華網日本語）

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