「第13次5カ年計画」と「一帯一路」構想は道を同じくする
海外の専門家と学者は「第13次5カ年計画」が、中国の提唱する「一帯一路」構想と道を同じくすることで、中国と世界が共同で進歩するために、輝かしい未来を開けると認識している。
ロシア高等経済学院東方学研究室のアレクセイ・マスロフ主任はに次のように指摘する。中国が提唱する「一帯一路」の提案は、中国の将来的な経済発展に向けて道路を整備するものだ。アジアインフラ投資銀行の創設は、「一帯一路」沿線国の発展に積極的な作用を発揮すると見られる。
ブラジル中国・アジア太平洋地域研究所のセビリロ・カブラール所長は、「一帯一路」の提案はアジア・アフリカ・欧州の連携を促進し、世界貿易に再び活力を注入するために重要な作用を担い、新世紀と新たな千年に、新しい国際秩序を再構築する重要な一歩でもあると述べた。
「第13次五カ年計画」は平坦な道ではないが、中国は困難に屈することなく立ち向かう
海外の学識者は中国の「第13次五カ年計画」は平坦な道ではないことに注目しているが、同時に中国は試練に直面しても、困難に屈することなく立ち向かうと確信している。
マスロフ主任は「中国経済の成長率の鈍化を危機と見なしている人がいるが、我は逆にそのように受け止めていない。それは高速成長の後の正常な減速で、ひどく驚くことも不思議に感じる必要もない」。
米国の経済学者、ローレンス・ブラム氏は次のように指摘した。中国はより万全で均衡な新しい成長モデルを必要としており、産業の高速成長型の発展をひたすら追求しているのではない。「優先すべき任務は環境を改善し、高効果の再生可能エネルギーとスマートシティを発展させることだ。」
ブラジル、ジェツリオ・バルガス財団(FGV)の経済学者、リビオ・リベイロ氏は間もなく「第13次五カ年計画」に入る中国は自信に溢れていると指摘したうえで、「私は中国は自国が直面する試練を十分に把握しており、経済改革計画を制定する十分な政治的空間があると考える。それは全面的な改革であり、完全に実行可能な改革でもある。」と語った。
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