【新華社ジュネーブ１月１０日】世界保健機関（ＷＨＯ）は８日、新型コロナウイルスワクチンの公平な分配を促す枠組み「ＣＯＶＡＸファシリティ」が既に約２０億回分のワクチン契約を履行しており、納入後直ちに参加国・地域に配布すると発表した。ＷＨＯはまた、ワクチン生産企業に対し、同枠組みへの供給を優先し、世界的なワクチンの公平な分配を実現するよう呼びかけた。
ＷＨＯのテドロス事務局長は同日開かれた記者会見で、約２０億回分の新型コロナワクチン契約が履行され、さらに１０億回分の優先購入権が追加されたことで、ＷＨＯ、ＣＯＶＡＸ、世界各国が大規模なワクチン分配の準備を整えたと表明した。
テドロス氏はまた、高所得国と中低所得国の間で、新型コロナウイルスワクチンの公平な分配が課題になっていると指摘。現在、ワクチン接種を推進している４２カ国のうち、３６カ国が高所得国で、残り６カ国が中所得国だと述べ、低所得国とほとんどの中所得国は接種を開始していないと訴えた。
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【新華社ジュネーブ１月１０日】世界保健機関（ＷＨＯ）は８日、新型コロナウイルスワクチンの公平な分配を促す枠組み「ＣＯＶＡＸファシリティ」が既に約２０億回分のワクチン契約を履行しており、納入後直ちに参加国・地域に配布すると発表した。ＷＨＯはまた、ワクチン生産企業に対し、同枠組みへの供給を優先し、世界的なワクチンの公平な分配を実現するよう呼びかけた。
ＷＨＯのテドロス事務局長は同日開かれた記者会見で、約２０億回分の新型コロナワクチン契約が履行され、さらに１０億回分の優先購入権が追加されたことで、ＷＨＯ、ＣＯＶＡＸ、世界各国が大規模なワクチン分配の準備を整えたと表明した。
テドロス氏はまた、高所得国と中低所得国の間で、新型コロナウイルスワクチンの公平な分配が課題になっていると指摘。現在、ワクチン接種を推進している４２カ国のうち、３６カ国が高所得国で、残り６カ国が中所得国だと述べ、低所得国とほとんどの中所得国は接種を開始していないと訴えた。
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