【新華網重慶1月7日】中国重慶市渝中区の嘉陵江沿いにある化竜橋エリアでは現在、超高層ビルの建設が急ピッチで進められている。建物の外側には「重慶国際ビジネス区」「陸海国際センター」などの文字が掲げられ、全体の高さの表示も、工事の進捗状況に応じて更新されている。昨年12月23日に開催された「重慶国際ビジネス区・陸海国際センタープロジェクトローンチセレモニー」では、不動産大手万科集団の祝九勝(しゅく・きゅうしょう)総裁兼最高経営責任者(CEO)が、「陸海国際センター」プロジェクトは同日時点で68階まで建設が進み、高さは310メートルに達しており、2021年に最上部まで完成する予定だと述べた。
セレモニー会場で調印された二つの戦略的提携協定によると、渝中区は同集団と提携し、重慶国際ビジネス区の新たな開発を正式に始動する。うち、今後の中心的なビジネス施設となる「陸海国際センター」は、「西部陸海新ルート」など戦略上のチャンスを通じ、対外開放と現代サービス業の発展にハイエンドな資源を誘致、統合する。この高さ458メートルの新たなランドマークは、同市政府口岸(通関地)・物流弁公室が同集団と共同で建設する「西部陸海新ルート物流本部基地」ともなる。
渝中区は同市の金融、商業・貿易の中心で、市全体の6分の1を占める1300社余りの外資企業が同区に集中している。また、143社の世界トップ500社企業が同区に集まっており、これは全市の半分を占める。そして、12の在重慶外国領事館もここに置かれている。
化竜橋エリアは2004年から旧市街の改造を始め、十数年にわたる開発と建設を経て、ビジネスセンター、ファッション・レジャー施設、川に囲まれた自然景観、商業施設群、高級住宅が一体化した重慶国際ビジネス区に生まれ変わった。今では多くの世界のトップ500社企業や各分野の大手企業がここに入居し、国際ビジネスと総部経済(ある地区が独自のリソースを持ち、企業の管理、投資、研究開発部門などを誘致してクラスター形成を推進し、地域発展を目指す経済形態)を融合した産業構造が形成されている。(記者/邵以南)
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