【新華社ベルリン8月23日】ドイツのハイコ・マース外相は21日、文章を発表し、欧州は米国を抑止し均衡を図る勢力を形成するべきだとし、多国間主義を擁護する連盟を構築するよう呼びかけた。
ドイツの経済紙ハンデルスブラットのウェブサイトは21日、マース氏の評論記事を掲載した。その中で同氏は、ヨーロッパと米国はすでに長い間疎遠になっており、欧米関係を形成してきた双方共通の価値観や利益は日を追って衰微してきたとし、今こそ欧米関係を見直すべき時であると述べている。
また、欧米パートナー関係はよりバランスが取れたものであるべきで、米国が「レッドライン」を越えた時には、欧州は抑止し均衡を図るが、ドイツは単独ではこの任務を達成しようがなく、他の欧州諸国と緊密に協力してこそ米国を抑止し均衡を図る役割を果たすことができると指摘。ドイツは多国間主義のための連盟構築を模索し、各パートナー国家は拘束力のある規則の順守と競争への公平な参加に力を注ぐことになるとしている。
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