【新華社北京8月23日】今年1~7月、新エネルギー車(NEV)は68・6%の伸びを実現し、持続的な成長を保ち、自動車市場全体をけん引する重要な力になりつつある。中国国家発展改革委員会(発改委)などの部門から得た情報によると、現在、自動車投資管理規定などを含む多くの優遇策の早急な打ち出しを検討しており、技術やモデルなどのイノベーションを奨励する方針だ。今後はスマートNEVに関する好材料が続々と現われる見通しだ。経済参考報が伝えた。
説明では、今回の自動車投資管理に関する新規定は「最も厳しいガソリン車産業政策」になるという。今後は、単独のガソリン車工場の設立が禁止され、既存の自動車メーカーがガソリン車を生産拡張する際、自動車生産利用率を上げる場合は、2年連続で業界の平均水準の自動車生産利用率を上回らなければならず、併せて、NEVの生産台数をこれまで2年間のNEV生産台数の業界全体平均レベル以上にしなければならないなど、4つの条件を兼ね備えることが義務付けられる。
これと同時に、NEVへの参入条件も厳しくなる。新設のEVメーカーは持続可能なEV開発力を有し、純電気自動車の製造規模は最低10万台、電気商用車は最低5千台と要求しており、NEVメーカーの株主に対しても同様に要求するという。
多くの専門家と業界関係者によると、これは今後のNEV市場の発展を推進し、メーカー、投資者や消費者のNEV市場に対する信頼感を高める動きだという。また、NEV市場参入条件の厳格化もNEV市場の発展の質を高め、企業の製品と技術における投資を促し、優勝劣敗を実現することになるとの認識だ。
発改委産業協調司の蔡栄華副司長によると、今後、スマートNEV産業の発展を更に推進するという。発改委はNEVスマート化イノベーション発展戦略を積極的に推進し、技術とモデルのイノベーションを奨励し、スマートNEVの発展に役立つ環境をつくり出す方針だ。
事実上、自動車モデルイノベーションと技術イノベーションをめぐり、自動車メーカー各社はすでに市場競争のプレッシャーを感じ取っており、製品やサービスにおけるイノベーションを加速させている。福田汽車はこのほど、平安集団と協力して「ブロックチェーン+サプライチェーン金融」ソリューションを打ち出し、自動車モデルイノベーションのブレークスルーを実現した。
また、自動車メーカー各社はNEVスマートカー技術を拠り所とした観光サービス分野でのイノベーション成果も著しい。北汽集団は華夏出行公司を設立し、シェア自動車、食事、宿泊、観光、ショッピング、娯楽など多岐にわたる旅游体験とサービスを提供している。一汽、長安、東風、吉利などの伝統的な自動車メーカーも観光サービス分野でのイノベーションに取り組んでいる。
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