【新華社東京8月17日】100人近い支援者が14日、東京の「女たちの戦争と平和資料館」でイベントを開催し、亡くなった元「慰安婦」を追悼した。
イベントには日本各地から支援者が参加した。午後1時に追悼式が始まり、亡くなった元「慰安婦」に黙とうを捧げた。司会者は過去1年に亡くなった元「慰安婦」の生涯を紹介し、壁に貼られた写真の前に白い花を供えた。
「女たちの戦争と平和資料館」 池田恵理子名誉館長
私たちが日本で慰安婦記念活動を行うのは、アジア各国の人々に共に話し合うよう呼びかけたいと思っているからです。今日、昨日、おととい、アジアのたくさんの国において、そして日本国内でもいろいろな所で慰安婦の問題を話し合い、追悼するという集まりが組織されました。去年の8月14日にも(私たちは)追悼活動を行い、追悼しながら、どのように引き続き活動を広めていくかを考えました。それでこの日に(追悼活動を)行うことを決めました。
【解説】追悼式の後、同資料館の池田恵理子名誉館長と「慰安婦」問題を調査してきた石井米子氏が参加者に、調査状況を紹介した。池田名誉館長は特に「慰安婦」の悲惨な晩年に心を痛めている。
「女たちの戦争と平和資料館」 池田恵理子名誉館長
日本政府はこの問題にきちんと向き合って、対応するべきです。日本政府が対応してこなかった、被害者の方を助けて来なかったから、これほど多くの問題があるのです。1991年から27年間も問題が解決しないまま、こじれたまま、今まできてしまっている、それは日本政府が取り組んでこなかったことの責任が本当に大きいと思います。
【解説】「女たちの戦争と平和資料館」は、戦時下に性暴力の被害に遭った女性の資料を記録し収集した日本で初の資料館で、2005年8月に設立された。資料館は、展示会や調査活動を通し、日本政府が歴史に向き合い、解決方法を打ち出すよう呼びかけている。(記者/鄧敏、李簡)
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