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上海の外資導入、上昇に転換 製造業が支えに
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-08-09 16:13:49 | 新華社 | 編集: 郭丹

 【新華社上海8月9日】今年上半期、上海の外資導入額は実行ベースと契約ベースの両方で拡大した。とりわけ製造業の実行ベース外資導入額は前年をはるかに上回り、上海の外資導入額の上昇への転換の大きな支えになった。上海市商務委員会が発表した。

   上半期、上海の新規外資プロジェクトは2177件、外資導入額は契約ベースで18・1%増の215億400万ドル(1ドル=約111円)、実行ベースで6・3%増の85億6100万ドル。うち製造業プロジェクトは件数では53件にとどまったものの、実行ベース導入額は11億5700万ドルにのぼり、前年を122・7%上回り、実行ベース導入額全体に占める比率は13・5%に拡大した。

   上海の2017年の実行ベース外資導入額170億ドルのうち製造業向けは4・8%に過ぎなかった。実行ベース外資導入額は前年比8%減だった。

   上海市商務委員会の担当責任者の分析によると、上海製造業の外資導入が長期の低迷を経て好転の兆しを見せているのは、上海が近年、国際的な影響力を備えた技術イノベーションセンターの建設に取り組んでいることと深くかかわっている。国内外の製造業の連結では、ドイツやオランダ、オーストリアなど欧州の昔からの製造強国の企業が最も活発だった。今年上半期の欧州の上海への投資は実行ベースで42・2%増の15億1千万ドルに達した。

   喜ぶべきなのは、上海の人件費や土地価格の高さを前に、上海の外資導入の質が高まり続けているということだ。6月末時点で、上海に拠点を構えた外資系研究開発センターは434機構に上り、このうち世界の研究開発センターは40機構余り、アジア太平洋センターは20機構余りだった。

   中国市場の旺盛な需要を受け、シーメンスは上半期、上海への投資を急増させた。同社は11月初めに上海で開催される第1回中国国際輸入博覧会にも出展する予定。

   産業構造の高度化に伴い、サービス業は上海の外資導入の「主戦場」になる。今年上半期、上海のサービス業の外資導入額は実行ベースで73億7400万ドル。うち金融サービス業の外資導入額は、自動車金融や証券会社への増資プロジェクトにより、実行ベースで263・2%急増の13億6600万ドルにのぼった。

   上海の持続的な開放拡大、ビジネス環境の改善は、上海の外資導入の重要な推進力になっている。中国(上海)自由貿易試験区を例に挙げると、この5年間で導入した外資系企業は1万社強で、試験区の企業数全体に占める比率は5年前の5%から20%前後まで拡大した。

 

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上海の外資導入、上昇に転換 製造業が支えに

新華網日本語 2018-08-09 16:13:49

 【新華社上海8月9日】今年上半期、上海の外資導入額は実行ベースと契約ベースの両方で拡大した。とりわけ製造業の実行ベース外資導入額は前年をはるかに上回り、上海の外資導入額の上昇への転換の大きな支えになった。上海市商務委員会が発表した。

   上半期、上海の新規外資プロジェクトは2177件、外資導入額は契約ベースで18・1%増の215億400万ドル(1ドル=約111円)、実行ベースで6・3%増の85億6100万ドル。うち製造業プロジェクトは件数では53件にとどまったものの、実行ベース導入額は11億5700万ドルにのぼり、前年を122・7%上回り、実行ベース導入額全体に占める比率は13・5%に拡大した。

   上海の2017年の実行ベース外資導入額170億ドルのうち製造業向けは4・8%に過ぎなかった。実行ベース外資導入額は前年比8%減だった。

   上海市商務委員会の担当責任者の分析によると、上海製造業の外資導入が長期の低迷を経て好転の兆しを見せているのは、上海が近年、国際的な影響力を備えた技術イノベーションセンターの建設に取り組んでいることと深くかかわっている。国内外の製造業の連結では、ドイツやオランダ、オーストリアなど欧州の昔からの製造強国の企業が最も活発だった。今年上半期の欧州の上海への投資は実行ベースで42・2%増の15億1千万ドルに達した。

   喜ぶべきなのは、上海の人件費や土地価格の高さを前に、上海の外資導入の質が高まり続けているということだ。6月末時点で、上海に拠点を構えた外資系研究開発センターは434機構に上り、このうち世界の研究開発センターは40機構余り、アジア太平洋センターは20機構余りだった。

   中国市場の旺盛な需要を受け、シーメンスは上半期、上海への投資を急増させた。同社は11月初めに上海で開催される第1回中国国際輸入博覧会にも出展する予定。

   産業構造の高度化に伴い、サービス業は上海の外資導入の「主戦場」になる。今年上半期、上海のサービス業の外資導入額は実行ベースで73億7400万ドル。うち金融サービス業の外資導入額は、自動車金融や証券会社への増資プロジェクトにより、実行ベースで263・2%急増の13億6600万ドルにのぼった。

   上海の持続的な開放拡大、ビジネス環境の改善は、上海の外資導入の重要な推進力になっている。中国(上海)自由貿易試験区を例に挙げると、この5年間で導入した外資系企業は1万社強で、試験区の企業数全体に占める比率は5年前の5%から20%前後まで拡大した。

 

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