【新華社マカオ8月5日】「マカオ海洋管理・利用・発展国際シンポジウム」が3日、マカオ特別行政区のマカオタワーのコンベンションセンターで開幕した。中国内外の政府、研究機関、企業の代表や専門家ら約200人が参加した。
開幕式に出席したマカオ特区の崔世安行政長官は式辞で、「中央政府はマカオ特区に85平方キロの海域を管理する権利を付与し、マカオが『海に向かって進み、海によって発展する』ために新たな条件とチャンスを提供している。特に『一帯一路』(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構想や粤港澳大湾区(広東・香港・マカオビッグベイエリア)建設を背景として、マカオ海域の管理や利用、発展を検討することは現実的意義を増している。マカオは今後、海洋経済を大々的に発展させ、国家の海洋産業発展と海洋強国戦略への貢献をはかっていく」と述べた。
中央政府駐マカオ連絡弁公室の鄭暁松主任は「本弁公室は、マカオ特区による85平方キロの海域の管理・計画・利用を積極的に支援し、マカオによる海洋地域協力・交流の強化、海洋生態保護と防災・減災の重視、科学的な計画と合理的な開発、海上や地域内の相互接続の強化、海域の協力利用を推進していく」と述べた。
国務院香港・マカオ事務弁公室の黄柳権副主任は、「マカオ海域の発展計画は、『一帯一路』構想や粤港澳大湾区の建設、国家の関連する海洋・水利計画と連結し、国家発展戦略に参加し、国家による大湾区建設の支援という有利な政策措置を十分に生かすものであるべきだ。大湾区のトップダウン設計に従い、マカオの海域発展計画をしっかりと準備しなければならない」と指摘した。
シンポジウムは2日間にわたって行われ、基調講演、シンポジウム、実地視察などさまざまな形式を通じ、マカオ海域の利用・開発・管理、海洋の多元化経済、沿岸都市建設と陸海の統一的計画、海洋の生態環境、海洋の防災・減災などの議題について踏み込んだ討論が交わされた。
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