【新華社昆明８月４日】中国鉄路昆明局集団によると、雲南省開遠市とベトナムのハイフォンを結ぶメーターゲージ鉄道は７月末までに、運行本数５８２本、貨物輸送量２２万２００トンを実現し、中国南西部と東南アジア諸国を接続する便利なルートになっている。
１９１０年に開通した中越メーターゲージ鉄道は、中国と東南アジアを結ぶ便利なルートになっている。メーターゲージ鉄道の役割を強化し、中越鉄道による国際輸送のブランディング効果を高めるため、中越双方の鉄道当局の協議を経て、２０１７年末、雲南省開遠市とベトナムのハイフォンを結ぶメーターゲージの国際定期貨物輸送列車が開通した。列車番号や路線、ダイヤ、時刻表などを固定させる形で、鉄道の輸送品質を高める措置となった。
雲南雲天化股份有限公司紅磷分公司が東南アジアから輸入する原材料、東南アジアに輸出する化学肥料の多くは、この定期列車を通じて輸送されている。紅磷分公司マーケティングセンターの馬雪濤氏は「雲南開遠からベトナムハイフォンまでの定期貨物列車開通後、貨物輸送時間は約１２時間短縮され、輸送コストは約１０％引き下げられ、製品の競争力は大いに高まった」と語る。
中国鉄路昆明局集団山腰国境駅の李正斌駅長によると、メーターゲージ鉄道の定期貨物列車はすでに、貨物２２万２００トンの輸送を実現した。そのうち輸出は１１万４２００トン、輸入は１０万６千トン。中国から東南アジア諸国へは化学肥料や飼料など、東南アジア諸国から中国へは硫黄などが運ばれている。
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