【新華社蘭州8月3日】「平山郁夫のシルクロード世界 平山郁夫シルクロード美術館文化財展」が1日、中国甘粛省敦煌市の莫高窟で開幕した。日本の著名な画家で、中日友好の使者である平山郁夫氏によるシルクロードをテーマとした文化財コレクションや絵画作品計100点余りが、初めて中国で集中的に公開された。
平山氏は1930年に日本で生まれた。1979年に初めて敦煌を訪れ、以後敦煌と深い絆を結んだ。一生のうちに約40回敦煌を訪れ、現地のために人材育成、資金集めを続けて、敦煌文化の輝かしい発展に大きな役割を果たした。
今回の展覧会は「平山郁夫とシルクロード文明」「平山郁夫と敦煌」「平山郁夫とシルクロード」という3つのゾーンに分かれており、平山氏が収集したシルクロード沿線37カ国・地域の精美な文化財170点余りと、平山氏による敦煌石窟の写生作品8点、シルクロードの写生作品の一部が展示されている。また、シルクロード文明の展示に加え、絵画の巨匠であり、中日友好や世界文化遺産保護に尽くした平山氏の生涯も振り返っている。
敦煌研究院の王旭東院長は「これらのシルクロードの輝きを映し出す展示品や深い感動を覚える物語によって、人びとにシルクロード文明の長きにわたる輝きや、中西文明の交流、相互学習が持つスケールの壮大さを感じ取ってもらい、中日両国民の共感を呼び覚ますことを期待している」と語った。
この展覧会は敦煌研究院、平山郁夫シルクロード美術館、中国人民対外友好協会、株式会社黄山美術社が共催している。
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