【新華社リオデジャネイロ8月3日】4年に1度の国際数学者会議が1日、ブラジルのリオデジャネイロで開幕し、4人の数学者が「数学のノーベル賞」と称されるフィールズ賞を受賞した。また中国大陸から5人の数学者が招待講演を行う予定。
同会議組織委員会のマルセロ・ヴィアナ会長は開幕式で「国際数学者会議が南半球で開催されるのは今回が初めて。本会議の主催はブラジルの数学界にとって大きな栄誉であり、発展途上国がわずかな期間のうちに数学分野で成し遂げた功績と切り離せないものだと確信している」と語った。
開幕式の山場は4人の数学者に対する、国際数学分野で最高の栄誉、フィールズ賞の授与で、受賞者はそれぞれ、ドイツ・ボン大学のピーター・ショルツ教授、米国スタンフォード大学のアクシェイ・ヴェンカテシュ教授、英国ケンブリッジ大学のコーチェル・ビルカー教授、スイス・チューリッヒ工科大学のアレッシオ・フィガリ教授だった。
会期は9日間の予定で、世界の五大陸から集まった数学者らが、それぞれの専門分野で挙げた成果を分かち合い、数学に関する課題を討論する。1200回の講演、討論、交流イベントの開催を予定している。
国際数学者会議で招待講演を行うことは、数学者にとって極めて莫大な栄誉であり、講演は1時間と45分間の2種類がある。今年は19の研究分野から180人以上の傑出した数学者が招待講演者となり、中には多くの中国人数学者も含まれている。南方科技大学の湯涛氏、北京大学の許晨陽氏と張平文氏、南開大学の尤建功氏、復旦大学の陳猛氏が45分間の招待講演を行う。
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