【新華社国連8月2日】国際連合児童基金(UNICEF)と世界保健機関(WHO)は7月31日に共同で発表した報告によると、世界の新生児約7800万人が生後1時間以内に母乳を与えられておらず、これにより死や病気のリスクが高まることが分かった。
この「瞬間をとらえる(Capture the Moment)」と題された報告は、母親の初乳は「最初のワクチン」と呼ばれ、豊富な栄養や抗体を含んでおり、生後1時間以内に母乳を与えられた新生児は、生存率が著しく高まると強調している。 さらに、生後1時間以内に母乳を与えられていない新生児の大部分は、低中所得国の出生だと指摘している。
また、帝王切開による新生児の母乳育児の早期開始率は著しく低くなっている。エジプトでは、帝王切開による新生児の19%にのみ生後1時間以内に母乳を与えられている一方、自然分娩による新生児では39%だったと明らかにした。
UNICEFとWHOは、2018年世界母乳育児スコアカードを発表し、世界各国の母乳育児政策の実施状況を推進・追跡し、すべての母親が子どもの生後1時間以内に授乳を開始できるようサポートしていくとしている。
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