【新華社広州8月2日】中国広州市にある長隆野生動物パークに暮らす世界で唯一の3つ子のジャイアントパンダが7月29日に4歳の誕生日を迎え、3つ子の子どもたちがバースデーソングを歌ってお祝いした。
2014年7月29日未明、母パンダの「菊笑(デイジー)」が3頭の赤ちゃんを出産、3つ子パンダの誕生成功は世界の奇跡となった。
生まれたばかりの3つ子には、人工飼育による細やかなケアが必要だった。
誕生から20日目、生まれた時のピンク色の柔らかい皮膚から徐々に「国宝級」の黒と白の姿へと変わりつつある。
誕生から30日目、公開の1カ月検診を初めて行う。3つ子の健康状態は良好だ。
誕生から52日目、3つ子が「目を開けて」世界を見るようになる。この極めて重要な成長段階を経て、赤ちゃんパンダ3頭はより積極的に動き回れるようになる。
誕生から100日目となる記念日、世界で唯一の3つ子パンダが初めて一般公開された。これでパンダの生存能力が全く新しいレベルに入ったことになる。
60万人のファンによる投票を経て、3つ子の名前は「萌萌(モンモン)」「帥帥(シュアイシュアイ)」「酷酷(クークー)」に決まった。
2015年1月29日、「萌萌」「帥帥」「酷酷」が満6カ月を迎え、「生存論証」証書を取得した。
2016年7月29日、「萌萌」「帥帥」「酷酷」が満2歳の誕生日を迎えた。乳離れしてからはタケノコ、竹の葉を主食とし、独立して生活できる能力を一歩一歩身に着けつつある。
2017年7月29日、飼育員が3歳になった3つ子のためにタケノコ、ニンジン、リンゴなどで作った特製バースデーケーキを準備。1頭が毎日食べる竹の葉は3~4キロ、竹の茎は10~15キロ、タケノコは3~4キロで、3頭とも正常に発育している。
2018年7月29日、4歳になった3つ子はすでに大人のパンダの体重に近づいている。「萌萌」は90キロ、「帥帥」は123キロ、「酷酷」は118キロ。「萌萌」は来年5歳になるため、長隆野生動物パークは彼女の繁殖計画も検討しているという。
長隆野生動物パークは2013年から2016年にかけて4年連続でパンダ7頭の繁殖に成功した。今年7月には、中国華南地域で初のジャイアントパンダ「隆隆(ロンロン)」の出産に成功し、華南のパンダは「2世」の繁殖段階に入っている。
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