【新華社上海７月２５日】中国の上海は「文化創造の都市」づくりに取り組んでおり、人を引き付けるビジョンを掲げている。多くの文化創造企業は積極的に応じ、「同盟」という形で上海の文化創造産業の新たなチャンスを切り開こうとしている。
昨年１２月に発表された「上海市文化創造産業の革新発展を加速する若干の意見」（文化創造５０条）は、今後５年で、文化創造産業の付加価値が上海市総生産額の１５％前後を占め、２０３０年には１８％前後に上昇し、２０３５年までに「国際的影響力のある文化創造産業センター」になるという目標を打ち出した。
「文化創造５０条」が描き出した産業ビジョンは、多くの文化創造企業の目を引きつけている。「文創社群指導者同盟」がこのほど、上海市長寧区虹橋ホワイトカラーセンターで創設され、多くの分野の優れた文化創造企業が、上海の文化創造産業発展のチャンスを切り開く目的で手を組んだ。
同盟創設時点の会員企業は６０社以上。設立を呼び掛けた馬克滬衆創空間（ＭＡＫＥ０２１）の創設者、姚旭氏によると、同盟は文化、文化創造を手掛ける社会的集団や機関、プロを集め、情報とアイディアの革新・創造をテーマに交流。業界、社会的集団をまたぐ融合的で革新的な発展を導き、新たなクリエイティブ産業能力、新たな資源価値の向上、新たなシーンの商業市場の開拓を促し、社会的集団に価値観を共有させ、プラスのエネルギーを引き出す。
同盟の積極的な推進と直接参加により、「長寧の新文化創造―コミュニティプロジェクト」も発足。文化創造関係者の創造力、統合力、芸術力の発揮によって、文化創造が社会革新を促すという目標を実現する。
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