いたずらっ子でかわいい「格格仔」は、外の世界が見たいらしく、いつも「家出」をしようとしている。(何勃撮影)
【新華社成都7月25日】中国四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センター都江堰基地で24日午前、昨年誕生した赤ちゃんパンダ4頭の名前の一般公募が始まった。この活動は同センターと都江堰市人民政府が共同で行うもので、世界中から名前を募集する。
今回、名前を公募する赤ちゃんパンダ4頭は、2017年に同センターのパンダ幼稚園の一員となった。4頭はいつも一緒に遊んでいるが、活発ないたずらっ子や、物静かで落ち着いている子など、それぞれの性格に特徴がある。4頭とも呼び名はあるがまだ正式な名前がなく、世界中のパンダファンに命名してもらえるのを心待ちにしている。
性別はいずれも雄で、活発でかわいらしい性格の「妃妃仔」は、泥の中で転がって遊ぶのが好きで、しょっちゅう泥だらけになっているカンフーパンダだ。物静かで聞き分けがいい「翠翠仔」は、争い事を好まず泰然としている。いつも活発に動き回っている「閩閩仔」は、困難を恐れない、疲れ知らずの木登り好き。いたずらっ子でかわいい「格格仔」は、外の世界が見たいらしく、いつも「家出」をしようとしている。
パンダファンたちは「遇見都江堰」(都江堰で会いましょう)というWeChat(微信)の公式アカウントをフォローし、画面の下にある「都江堰大熊猫全球征名」(都江堰パンダ全世界名前公募)をタップすれば、名前が応募できる。主催者は世界中のネットユーザーから寄せられた名前の中から、意味や響きがいい20の名前を選んでネット投票を行い、最終的に得票率上位4つを「4頭の赤ちゃん」の名前として採用する。
今回の公募活動は、公募、投票、命名などの段階に分かれ、1カ月近くにわたって行われる。(記者/余里)