【新華社蘭州7月25日】中国甘粛省の今年上半期の対外貿易は好調な勢いを保ち、輸出入総額は前年同期比40・2%増の200億元(1元=約16円)に達した。そのうち「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)沿線諸国向けの輸出入総額の伸び率は全体を上回った。甘粛省蘭州税関への取材で分かった。
甘粛省の「一帯一路」沿線諸国との輸出入総額は上半期、急成長を維持し、41%増の83億4千万元に達した。そのうち輸出額は86・8%増の21億2千万元、輸入額は30・1%増の62億2千万元。
「『一帯一路』の『ゴールデンルート』の甘粛省による建設が進む中、中欧、中央アジア、南アジアへの各ルートと、中国・シンガポール南向きルートが誇る貿易面での強みが次第に鮮明になりつつある」。蘭州税関の李全関長によると、上半期、蘭州税関が管理する「中欧班列」(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)は51本にのぼった。輸送されたコンテナは12・04%増の1832個、貨物の金額は25・8%増の8501万ドル(1ドル=約111円)だった。
活発に経済発展する「一帯一路」沿線諸国は、甘粛省の対外工事請負輸出の長期的な成長分野となり、その発展の原動力になりつつある。上半期、甘粛省の対外請負工事による物品輸出額は3億元で前年同期の3・4倍になった。
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