:
「パンダの故郷」に初めてヒョウが出現 四川省臥竜自然保護区
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-07-25 20:27:39 | 新華社 | 編集: 郭丹

 

四川省臥竜国家級自然保護区で撮影されたヒョウの映像のスクリーンショット。

  【新華社成都7月25日】中国四川省の臥竜国家級自然保護区管理局は25日、保護区内で初めてヒョウの映像撮影に成功したと発表した。同省のジャイアントパンダ生息地域でヒョウの撮影に成功したのは、この30年ほどで初めて。

   臥竜国家級自然保護区で発見された頂点捕食者は、ユキヒョウ、ドール、オオカミに続き、ヒョウが4種類目で、同保護区は世界で唯一、2種類の大型ネコ科動物が暮らすジャイアントパンダ生息地となった。今回ヒョウを捉えた赤外線カメラは昨年10月、臥竜梯子溝の海抜4080メートル地点にある木香坡地区に設置した。

  北京大学生命科学学院の李晟研究員は、ヒョウとユキヒョウという2種類の大型ネコ科動物が同じエリアに共存するには、十分な生息地域の広さと獲物の量が必要だと述べ、ヒョウの撮影成功は、保護区の長期にわたる管理が、整備された健全なエコシステムを効果的に保護し、保護区内の絶滅が危惧される全ての野生動植物に対し自由に生活できる空間を提供してきたことを意味するとの見解を示した。

  臥竜国家級自然保護区管理局党委員会の段兆剛書記は、同保護区が今後、大型肉食動物を守る取り組みを強化し、長期にわたるモニタリングや詳細な研究を続け、個体群の生存状況や生息分布を解明していくと説明。ピンポイントの保護戦略や管理計画を定め、ジャイアントパンダ国家公園の建設過程における大型肉食動物の保護や管理にとって有益な模索を続け、経験を蓄積していくと述べた。(記者/余里)

 

当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

 

推薦記事

伝統と新生が交わるチャイナドレスの故郷 遼寧省新賓満族自治県

新華網日本語

「パンダの故郷」に初めてヒョウが出現 四川省臥竜自然保護区

新華網日本語 2018-07-25 20:27:39

 

四川省臥竜国家級自然保護区で撮影されたヒョウの映像のスクリーンショット。

  【新華社成都7月25日】中国四川省の臥竜国家級自然保護区管理局は25日、保護区内で初めてヒョウの映像撮影に成功したと発表した。同省のジャイアントパンダ生息地域でヒョウの撮影に成功したのは、この30年ほどで初めて。

   臥竜国家級自然保護区で発見された頂点捕食者は、ユキヒョウ、ドール、オオカミに続き、ヒョウが4種類目で、同保護区は世界で唯一、2種類の大型ネコ科動物が暮らすジャイアントパンダ生息地となった。今回ヒョウを捉えた赤外線カメラは昨年10月、臥竜梯子溝の海抜4080メートル地点にある木香坡地区に設置した。

  北京大学生命科学学院の李晟研究員は、ヒョウとユキヒョウという2種類の大型ネコ科動物が同じエリアに共存するには、十分な生息地域の広さと獲物の量が必要だと述べ、ヒョウの撮影成功は、保護区の長期にわたる管理が、整備された健全なエコシステムを効果的に保護し、保護区内の絶滅が危惧される全ての野生動植物に対し自由に生活できる空間を提供してきたことを意味するとの見解を示した。

  臥竜国家級自然保護区管理局党委員会の段兆剛書記は、同保護区が今後、大型肉食動物を守る取り組みを強化し、長期にわたるモニタリングや詳細な研究を続け、個体群の生存状況や生息分布を解明していくと説明。ピンポイントの保護戦略や管理計画を定め、ジャイアントパンダ国家公園の建設過程における大型肉食動物の保護や管理にとって有益な模索を続け、経験を蓄積していくと述べた。(記者/余里)

 

当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

 

推薦記事

伝統と新生が交わるチャイナドレスの故郷 遼寧省新賓満族自治県

010020030360000000000000011100531373479131