【新華社鄭州7月25日】中国河南省洛陽市の近郊にある中国三大石窟の一つ、龍門石窟は、古来の文人が同地で詠んだ詩歌や絵画のような美しい写真をスマートフォンで楽しむことができるインターネットコンテンツ「詩歌龍門」をこのほど、正式に公開した。観光客は景色を楽しみながら詩歌を読むことができるという。龍門石窟の漢詩文化に再び注目が集まる。
2018年龍門石窟スマート観光発展計画で「詩歌龍門」は新たな旅の形としての役割を担う。コンテンツでは「詩と遠方」(中国の若者の間で人気の言葉。理想的な生活を意味する)が「科学技術、文化、観光」の結合として位置付けられ、文化を核心に据え、詩歌をテーマとした観光コンテンツを科学技術で実現することで、人びとの観光体験を充実させ、観光客の心にある文化的遺伝子の活性化を目指す。
コンテンツには現在、龍門や洛陽、牡丹の三つをテーマとする漢詩の名作60首が収録されている。これらの名作は、千年にわたり洛陽地区で育まれた文化の結晶であり、同地区の自然や文化の奥深さを反映している。
龍門石窟景勝地区では今後、各石窟や伊河、龍門橋、白園、香山寺など漢詩とゆかりのある場所に二次元バーコードを設置する。観光客はスマートフォンでコードを読み取りコンテンツを表示させるだけで、さまざまな漢詩を、それらの詩が実際に詠まれた場所で閲覧し、また音声コンテンツとして聞くことができる。観光客は詩人が実際に詩を詠んだ場所に立つことで、作者の詩意を感じながら詩歌や風景を楽しむことができる。
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