グローバルアグリビジネスフォーラム2018が23日、ブラジルのサンパウロで開幕しました。出席者は、農業と牧畜業は、更に効率的で、且つ資源の浪費の更に少ない、更に持続可能な方法で発展していかなければならないとの見解を示しました。
経済協力開発機構(OECD)と国連食糧農業機関(FAO)が共同編集したレポートによりますと、大部分の穀物、肉類、魚類と乳製品の生産量は2017年に記録的水準に達しており、特に穀物の備蓄量は史上最高の水準に達しているとのことです。ですが、FAOの駐ブラジル責任者によりますと、食糧の生産高は充足しているものの、世界中にはなお7.77億人の人々が飢餓に苦しんでおり、その人数は2015年を上回るものとなっているということです。また、貧困や農業投資の不足、価格のボラティリティと浪費が世界の飢餓問題の解決のネックとなっているとしています。
今フォーラムには、17の国と地域から三千人を越える政界人・ビジネスパーソン及び農業関連分野の研究者らが参加し、世界の飢餓対策、農業分野の協力とグローバリゼーション、多国間協議、二国間協議など、世界の農業分野の発展の問題について議論を戦わせました。
(中国国際放送局)
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