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中国の大学生「夏期講習」で日本の科学技術、教育、管理を学習
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-07-23 21:06:56 | 新華社 | 編集: 郭丹

 【新華社東京7月23日】「どのように限られたチャンネルで8Kテレビに伝送するのですか?」中国伝媒大学理工学院3年生の楊咏蓓さんは、東京のNHK放送技術研究所の最先端の8Kテレビのディスプレイの前で質問した。NHKの技術職員は中国の学生からの専門性の高い質問に、驚きと喜びの表情を浮かべて詳細な説明を始めた。

  北京大学と中国伝媒大学の学生26人からなる訪日団が「日本の科学技術、教育、管理を学ぶ」夏期講習を行った。訪日団は9〜20日まで11日間の日程で、ソニー本社、テレビ朝日、NHK放送技術研究所等、日本のメディア技術と管理の最前線を訪問した。また小中学校や大学を訪問し、日本の教育制度やカリキュラム設置等を理解するとともに、日本の学生たちと交流を深めた。

  訪日団の引率者の一人である中国伝媒大学の王淑娟先生は「夏期講習の趣旨は積極探求、団体精神、グループ学習、批評分析で、学生が日本の科学技術、教育、管理等の最前線を訪問することで刺激を受け、学習に対する積極性と探求精神の向上を期待している。この機会に中日の若者の交流を促進したい」と語った。

 学生はソニー本社のソニー歴史資料館を見学した後、体験館で拡張現実(AR)、バーチャルリアリティー(仮想現実、VR)等の最先端技術を体感した。また高精細デジタルシネマ館では映画「スパイダーマン」の新作予告編を鑑賞した。見学後はソニー・コンピュータエンタテインメント創立者の久夛良木氏が学生と意見交換し、中国の大学生の前向きな情熱と探求精神を称賛した。

  横浜市立みなと総合高等学校では、北京大学教育学院教育メディア専攻の6人の学生が日本の高校生の「半日チューター」を担当した。社会科の授業では、社会の関心を集めている西日本豪雨災害についての自由発表が行われ、高校生の時事問題に対する関心の高さと発表の内容が北京大学の学生に深い印象を与えた。大学院1年生の曽嘉霊さんは深く感銘を受けた様子で「日本の生徒が発表する意見は、考えが整理されよくまとまっている。私たちも見習いたい。中国国内の授業は大部分が教師による講義が中心だが、喜ばしいことにグループ学習や共同学習などへの転換も行われている」と述べ、さらに日本の高校では職業学校へ進学する生徒向けに縫製、設計、調理などのカリキュラムがあると知り「このような教育課程は、教育の平等の理念をある程度物語っていて非常に興味深い」と語った。

  東京大学と早稲田大学への訪問では、学生は日本の国立大学と私立大学の教育制度、学校管理、学生活動等の違いを理解した。曽さんは有名な日本の大学である両校が「社会に開かれている」ことに驚き「ここには良好な学習環境があり、異なる年齢層と社会的階層の学生が学んでいる。社会人にとっては素晴らしい自己研鑽の機会だ」と述べた。

  10日余りの交流で中日の学生の間には友情が芽生え、訪日終了に際し学生たちは名残を惜しんだ。曽さんは、日本の学生との交流を通して、日本の青年の中国の言葉や文化に対する高い関心を感じたとし、中日の青年が共通の関心と興味を基に協力し、中日の交流と友情の発展に尽力できるとの考えを示した。(記者/楊汀)

 

当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

 

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中国の大学生「夏期講習」で日本の科学技術、教育、管理を学習

新華網日本語 2018-07-23 21:06:56

 【新華社東京7月23日】「どのように限られたチャンネルで8Kテレビに伝送するのですか?」中国伝媒大学理工学院3年生の楊咏蓓さんは、東京のNHK放送技術研究所の最先端の8Kテレビのディスプレイの前で質問した。NHKの技術職員は中国の学生からの専門性の高い質問に、驚きと喜びの表情を浮かべて詳細な説明を始めた。

  北京大学と中国伝媒大学の学生26人からなる訪日団が「日本の科学技術、教育、管理を学ぶ」夏期講習を行った。訪日団は9〜20日まで11日間の日程で、ソニー本社、テレビ朝日、NHK放送技術研究所等、日本のメディア技術と管理の最前線を訪問した。また小中学校や大学を訪問し、日本の教育制度やカリキュラム設置等を理解するとともに、日本の学生たちと交流を深めた。

  訪日団の引率者の一人である中国伝媒大学の王淑娟先生は「夏期講習の趣旨は積極探求、団体精神、グループ学習、批評分析で、学生が日本の科学技術、教育、管理等の最前線を訪問することで刺激を受け、学習に対する積極性と探求精神の向上を期待している。この機会に中日の若者の交流を促進したい」と語った。

 学生はソニー本社のソニー歴史資料館を見学した後、体験館で拡張現実(AR)、バーチャルリアリティー(仮想現実、VR)等の最先端技術を体感した。また高精細デジタルシネマ館では映画「スパイダーマン」の新作予告編を鑑賞した。見学後はソニー・コンピュータエンタテインメント創立者の久夛良木氏が学生と意見交換し、中国の大学生の前向きな情熱と探求精神を称賛した。

  横浜市立みなと総合高等学校では、北京大学教育学院教育メディア専攻の6人の学生が日本の高校生の「半日チューター」を担当した。社会科の授業では、社会の関心を集めている西日本豪雨災害についての自由発表が行われ、高校生の時事問題に対する関心の高さと発表の内容が北京大学の学生に深い印象を与えた。大学院1年生の曽嘉霊さんは深く感銘を受けた様子で「日本の生徒が発表する意見は、考えが整理されよくまとまっている。私たちも見習いたい。中国国内の授業は大部分が教師による講義が中心だが、喜ばしいことにグループ学習や共同学習などへの転換も行われている」と述べ、さらに日本の高校では職業学校へ進学する生徒向けに縫製、設計、調理などのカリキュラムがあると知り「このような教育課程は、教育の平等の理念をある程度物語っていて非常に興味深い」と語った。

  東京大学と早稲田大学への訪問では、学生は日本の国立大学と私立大学の教育制度、学校管理、学生活動等の違いを理解した。曽さんは有名な日本の大学である両校が「社会に開かれている」ことに驚き「ここには良好な学習環境があり、異なる年齢層と社会的階層の学生が学んでいる。社会人にとっては素晴らしい自己研鑽の機会だ」と述べた。

  10日余りの交流で中日の学生の間には友情が芽生え、訪日終了に際し学生たちは名残を惜しんだ。曽さんは、日本の学生との交流を通して、日本の青年の中国の言葉や文化に対する高い関心を感じたとし、中日の青年が共通の関心と興味を基に協力し、中日の交流と友情の発展に尽力できるとの考えを示した。(記者/楊汀)

 

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