【新華社キガリ7月23日】ルワンダの首都キガリにある中央ビジネス地区(CBD)は、道路が清潔で、高層ビルが林立し、オフィスビルやホテル、ショッピングセンターの間を人々が行き交う現代都市の様相を呈している。
だが、ここにはかつて全く異なる光景が広がっていた。ルワンダ2000集団の責任者である呉文俊氏は1996年、両親に連れられて中国浙江省からルワンダにやって来た。呉氏によると、当時は道路がでこぼこで、一部の地区に卸売りや小売りの店舗があるだけで、家屋も古びており、5階建て以上の建物はなかったという。
呉氏が「今はとても清潔になり、整然と区画されている」と述べたように、当時と現在では、ルワンダの都市の様相はがらりと一変した。
中国企業は高品質、高効率、低コストという独自の優位性によって、丘の上にあるCBDに次々と新しい現代的なビルを建設し、キガリさらにはルワンダ国内に次々とランドマークとなる建築物を提供してきた。
2011年竣工の「キガリシティータワー」はルワンダで最も高い建物の一つだ。ルワンダCBDに屹立するこの20階建てのビルは中国土木工程集団有限公司(中土集団)が建築を請け負ったもので、映画館やスーパー、店舗、オフィスを集約し、首都の美しいランドマークとなっている。
ルワンダの政治アナリストであるラディスラス・ンゲンダヒマナ氏は、中国企業がルワンダのインフラ整備に大きな貢献をしていると指摘。投資や建設だけでなく、同国の技術系人材の育成も支援していると述べた。
こうした動きには中国の国有企業だけでなく、民間企業も参加している。ルワンダ2000集団は2011年、CBDにスーパーやホテル、レストラン、オフィス、店舗が一体となった「2000ビル」を建設し、現地で広く知られている。
ルワンダ中国資本企業商会の王磊副会長は「過去十数年間でルワンダの都市建設と社会経済は飛躍的に発展し、やるべきことが山積していた状態から、サハラ砂漠以南で最速の発展を遂げた国の一つとなった。この華麗な変化の『目撃証人』として、中国と中国企業を心から誇りに思います」と語った。
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